『料理王国 100選 POP UP ONLINE STORE』は、独自のこだわりを持つ職人や様々な地域から生まれる「ストーリー」をご紹介しています。
週間でおすすめの商品をクローズアップし、その美味しさの秘密や製造に至ったストーリーとともに期間限定でお届けします。
ぜひ、トップシェフたちが品評したにっぽんの逸品をこの機会にお楽しみください。
vol.7
大分県は乾椎茸の国内生産40%を占める日本一の生産地。その中でも一番の生産量を誇るのが豊後大野市です。茂里(もり)商店は豊後大野市を拠点とし、約1,200軒の農家と連携して良質な乾椎茸を全国にお届けしています。1950年に創業し自社の椎茸実験圃場でより上質な原木椎茸の研究や生産者さんへの指導をしています。高齢化の進展と相まって椎茸生産者の減少が顕著になり、外国産の椎茸の流通が増えつつありますが、品質、味ともに日本一の大分の乾しいたけを守っています。
菌床栽培と原木栽培の違いは、菌床が人工栽培、原木が自然栽培で栽培されることです。 菌床椎茸は、おがくずを固めたブロックを薄暗い室内で3~6か月栽培し出荷します。それに比べ茂里商店の原木椎茸は、森の中の原木クヌギで栽培され、出荷まで2年間と大変手間がかかります。その分、色つや・旨味・風味・香りが強く肉厚という事で原木椎茸はワンランク上の椎茸とされています。
原木乾椎茸のナチュラルなうま味とおいしさを伝えようと便利に使える粉末化しただしを作りました。原木乾椎茸は、生椎茸に比べ、腸活で注目されているビタミンDが生椎茸の約30倍含まれています。また、免疫力をアップさせると近年脚光を浴びているβグルカンも含まれている健康食材です。サッと料理にひと振りしたり、お湯に溶かして毎朝お茶かわりに飲んだり、手軽に乾椎茸の旨味と栄養を摂取できます。