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「つくる」も含めた食体験を提唱する 「日本ガストロノミー協会」会長 柏原光太郎さん

「日本ガストロノミー協会」会長柏原光太郎さん

1967年から続くグルメガイド『東京いい店うまい店』の編集長を務め、自身もグルメとして知られる柏原光太郎さん。その食への関心は「食べる」だけに留まらず、「つくる」ことにも力を惜しまない。

「今の日本の食は〝食べ歩きバブル〞状態になっていると感じます。本来、『食べること』と『つくること』は一体です。もっとつくる楽しみに目を向けられないかと考えました」と柏原さんは言う。そこで柏原さんは、スペインのバスク地方にある美食倶楽部をモデルに、パティシエの辻口博啓さんらとともに、料理好きのための食の発信基地「日本ガストロノミー協会」を設立した。
「食文化を成熟させるには、つくることも大切だということを、もっと皆さんに知ってもらいたいんです」

今、キッチンスタジオ「あさか倶楽部」を拠点に、さまざまな活動を行っている。料理好きがみんなに手料理をふるまったり、プロの料理人を招いて料理を教わったり……。若手料理人が自分の料理をゲストに食べてもらう機会をつくるなど、活動は多岐にわたる。

「日本ガストロノミー協会」会長柏原光太郎さん
Kotaro Kashiwabara
1963年東京生まれ。文藝春秋の『東京いい店うまい店』の編集長を務めたのち、現在は同社デジタル戦略事業局長。学生時代から料理に目覚め、フジテレビ「アイアンシェフ」評議員なども務めた。「和の食と心を訪ね歩く会」主宰、「軽井沢男子美食倶楽部」会長。2018年1月1日「一般社団法人日本ガストロノミー協会」を設立。会長を務める。

柏原さんの惹かれるシェフの法則
1.ゲストとの交流のなかで成長できる
2.横につながりを広げ、自分を高められる
3.大店の店を仕切って、料理に専念する

「日本ガストロノミー協会」会長柏原光太郎さん
「自分の料理を狭く深く突き詰めていく料理人にも、私は惹かれます。他の店にはない、深い味わいのある料理。『この季節になるとあの店のあの料理が食べたくなる』と思わせてくれる料理人も、私は好きですね」と柏原さん。

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