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【フランス】パリジャンの好奇心を掴んだペルー料理のニューフェイス


今、パリで注目されている外国料理は、ブラジルやアルゼンチンなど南米系。色鮮やかな野菜や果物をたっぷり使いスパイスを小気味よく組み込んだ南米諸国料理の中でも、ひときわ人気を得ているのがペルー料理だ。数年来、ペルー料理を主役にした感度のよいレストランがいくつかオープンしているが、この9月に誕生した「コヤ・パリ」も、誕生と同時に大人気となっているペルーがテーマのレストランだ。

 ロンドン、モンテカルロ、ドバイなどにすでに店舗を持ち、満を持してのパリ上陸。場所は、1 年半前に誕生した大注目食スポット“ボー・パッサージュ”内。かつて礼拝堂だった空間を、天井の高さや窓の大きさを生かしながら南米系のエキゾチックでグラムールな雰囲気に仕立てた内装は一見の価値があり、
毎晩DJも入って雰囲気を盛り上げる。

 料理は、唐辛子の風味を小気味よく効かせたセビッチェやタコス、肉や魚介のアンティクーチョ(炭火串焼き)など伝統的なペルー料理に、和食、中華、スペイン料理の魅力をアクセントとして加えたものが中心だ。また、ペルーといえばピスコ。カクテルにも力を入れていて、ピスコを中心にテキーラやラムベースの様々なカクテルとともに食事を楽しめる。ピスコバーも併設し、こちらでは、エビのロティ&スパイスソースなどのタパス系小皿料理をつまめる。
 パリにいながら南米の魅力を、食・内装・音楽で楽しめる魅力的なスポットとして、パリジャンを夢中にさせている。

フレッシュな魚介や野菜をたっぷり使った「コヤ・パリ」のペルー料理。唐辛子を巧みに使った上品な辛味が食欲をそそる。いろいろ頼んでシェアして楽しもう。

加納雪乃
パリ在住ライター。2000年から日本の雑誌に寄稿。フランス料理の尽きない魅力を求め、パリはもちろん地方へも頻繁に足を延ばす。

本記事は雑誌料理王国第305号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は第305号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


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