レシピ本大賞入賞!「フライパン煮込み」が売れる2つの理由


2020年の料理レシピ本大賞の特別選考委員賞を受賞した作品で、いわば料理のプロが選んだレシピ本です。受賞の理由のひとつは写真の美しさです。レシピ本は普通、料理をおいしく見せるために明るい光加減の写真が多いですが、この本は落ち着いた色合いの食器に、暗めの背景を使って、料理を引き立たせているので、ナチュラルでかつ高級感が漂っています。

【人気の理由①】レストランのような本格的な料理が10分~15分で!

もちろんこの本の魅力は写真だけではありません。レストランに出てきてもおかしくないような本格的な料理が、意外にも簡単に作れるのです。調理のステップはかなり集約されていて、材料を入れて10分から15分ほど煮込むだけでおいしく仕上がるレシピがたくさん載っています。「豚バラと白菜の和風重ね煮」と「台湾風ひき肉煮込み」を試しに作ってみましたが、どちらも意外に簡単で、ほとんど家にある材料で作ることができました。

【人気の理由②】洗い物が楽!

「豚バラと白菜の和風重ね煮」はしょうがの香りがさわやかで、少し長めに煮込むと白菜がとろとろになって、絶品です。「台湾風ひき肉煮込み」は八角以外は家にあった材料で作れて、少し甘めのやさしい味付けでした。作りたても美味しいですが、一晩おくと豚の脂に味がなじんで、さらに美味しくなります。

フライパン一つでできるので、料理が終わった後の洗い物が楽なのも、ポイントです。

著者の若山曜子先生は今注目の料理研究家で、日本テレビ「キューピー3分クッキング」に3月と4月の毎週土曜日に出演されます。番組には「フライパン煮込み」のレシピも登場する予定ですので、ぜひご覧いただければと思います。

一般社団法人 料理レシピ本大賞実行委員会 
委員長 加藤 勤
書店のブックスタマなど複数の会社を経営。レシピ本の賞の中で最も権威があり全国の書店で展開されている、料理レシピ本大賞の実行委員長を務める。昨年料理部門の大賞を取った「リュウジ式 悪魔のレシピ」は20万部のベストセラーとなる。

フライパン煮込み 
若山 曜子 著


SNSでフォローする