パスタクイズ③料理編


何問答えられますか? 20問以上の正解であなたもパスタ博士です!

料理篇

Question

Q.16 卵で和えるスパゲッティ・カルボナーラに絶対に欠かせない材料とは?
①生クリーム ②黒コショウ ③にんにく

Q.17 次のパスタ料理のうち、トマトソースを使わないものは?
①プッタネスカ ②アマトリチャーナ ③ケッカ

Q.18 辛みの強い真っ赤なトマトソースで和えるパスタ料理「アッラビアータ」。その意味は?
①唐辛子のきいた ②怒ってカッカした ③アラビア風

Q.19 冷製パスタ料理がイタリアで登場したのは1980年代。そこで最初に使われた具材は?
①キャヴィア ②カラスミ ③ウニ

Q.20 パスタ料理にふりかけるチーズのなかで、もっともポピュラーなのがパルミジャーノ・レッジャーノ。パルミジャーノと同材料・同タイプで同じように使われるチーズは?
①グラーナ・パダ-ノ ②ペコリーノ ③フォンティーナ

Q.21 パスタ料理の定番ソース「トマトソース」にはハーブを使うが、次のうち、あまり使われないものは?
①ローリエ ②ローズマリー ③バジリコ

Q.22 ペスト・ジェノヴェーゼ(ジェノヴァ風)と呼ばれるバジリコソースに、必ず使う木の実は?
①松の実 ②くるみ ③アーモンド

Q.23 ミートソースは、発祥の都市の名前をつけて「○○風ラグー」とも言う。○○は、どこ?
①ナポリ ②ボローニャ ③ミラノ

Q.24 「アッラビアータ」というネーミングは、いまやパスタ以外の料理にも使われているが、本来はパスタで作るのが決まり。どのパスタ?
①スパゲッティ ②ショートマカロニ ③ペンネ

Q.25 パスタが入っていることが多いスープはどれ?
①ズッパ ②ミネストローネ ③ミネストラ

Answer

A.16 ②黒コショウ/カルボナーラの意味は「炭焼き人風」。その昔、ローマ近郊の材木の供給地で、炭焼き人が卵で和えるスパゲッティ料理を作った時、炭の粉が舞い込んだことに由来。粗挽きの黒コショウで炭の粉を再現する

A.17 ③ケッカ/ケッカは、ざく切りの生トマトをバジリコやオリーブ油で味つけしてスパゲッティと和えたもの。あとの2つはトマトソースがベースで、黒オリーブやケイパーを入れたものがプッタネスカ、パンチェッタなどを入れたものがアマトリチャーナ。

A.18 ②怒ってカッカした/アッラビアータは特殊な料理用語ではなく、怒った様子を表す日常的な言葉。多めの赤唐辛子で辛みを強めたトマトソースで和えられたパスタが、怒るくらいに辛い、と擬人化したネーミング。

A.19 ①キャヴィア/イタリアで初めてミシュラン3 ツ星を獲得した料理人、G.マルケージ氏が創作。ゆでて冷やした極細のカペッリーニをオリーブ油で和え、キャヴィアをのせたシンプルな造りで、アンティパスト「スパゲッティのサラダ、キャヴィア添え」として供された。

A.20 ①グラーナ・パダーノ/パルミジャーノとは産地が近く、製法も風味も似て、レストランでよく使われる。ペコリーノもすりおろして料理にかけたり混ぜたりするが、羊乳製で風味が異なる(パルミジャーノは牛乳製)。フォンティーナはチーズフォンデュによく使われる。

A.21 ②ローズマリー/南部のトマトソースはバジリコ、北部はローリエが定番。

A.22 ①松の実/イタリアではナッツをよく使うが、バジリコソースには松の実が決まり。

A.23 ②ボローニャ/ひき肉で作るミートソースはボローニャ生まれ。ナポリ風ラグーもあるが、こちらはトマトベースの牛や豚の塊肉の煮込み。

A.24 ③ペンネ/ローマ生まれの料理で、ペンネを辛いトマトソースで和えるのが本来の姿。

A.25 ②ミネストローネ/ミネストローネは具だくさんの野菜スープで、たいていパスタ、米、豆などを入れる。小さな粒状のパスタや、短く折った極細麺などを使う。

参考文献/(一社)日本パスタ協会 www.pasta.or.jp、
ホントは知らないイタリア料理の常識・非常識』(𠮷川敏明著、柴田書店刊)

クイズ作成と解説 夏目寛子 illustration 酒井真織

本記事は雑誌料理王国2020年8.9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は2020年8.9月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください


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