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シェフが選ぶシェフ#9 ル・スプートニク 髙橋雄二郎さん


若手シェフ部門 同率第3位
髙橋雄二郎さん ル・スプートニク

幼い頃からサプライズ好き。それは、シェフになった今も変わらない。「お客さまの顔が、喜びでパッと輝く。その瞬間を見るのがとても好きなんです」と髙橋雄二郎さんは言う。ゲストの笑顔の先にあるのは、もちろん料理。これこそが、満面の笑みを誘う〝張本人〞だ。だからこそ、髙橋さんはひと皿を生み出すための努力を惜しまない。
今も、1日のほとんどの時間を調理場で過ごす。「創造力、技術、知識……。自分の持てる力のすべてを皿の上に表現することが、私にできる最高のおもてなしだと思っています」ゲストを喜ばせる方法は、人それぞれだ。トークで盛り上げる料理人もいれば、雰囲気づくりが上手なシェフもいる。そのなかで、「自分はひと皿に全身全霊をかけることでゲストの笑顔を引き出す」と、髙橋さんは心に決めている。

204人のシェフが選んだワケ!
宮崎慎太郎さん「Azure 45」(東京・六本木)
もう若手ではないかもしれませんが前店時代から含め都内のフレンチで唯一リピートしたレストラン。独自の料理をやっている。

ネットや口コミで情報を得た
海外のゲストも急増中

オープンから1年半。今や、その料理への評価は国内に留まらない。「最近は、ほんとうに海外からのお客さまも多くて、外国人のお客さまだけという日も、少なくないんです」アジアだけでなく、ヨーロッパやアメリカなど国はさまざまだが、海外からのゲストも皆、インターネットで予約をして店を訪れるという。「ネットや口コミでウチのことをきちんと知った上で、来てくださる。皆さんともっとお話をするためにも、今年の課題は英語の勉強なんです。生産者の方たちと、もっと会ってみたいという気持ちもあります」〝発想の土壌〞を耕す若いシェフに、同業のプロたちから注目が集まるのは当然といえよう。

カキとキュウリを合わせた独創性あふれる料理。液体窒素で凍らせたキュウリの緑が美しく、まさに、目にもお腹にも嬉しいひと皿だ。

text 山内章子  photo 依田佳子

本記事は雑誌料理王国2017年3月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は 2017年3月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


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