名匠のスペシャリテ「シェ・イノ」井上旭さん

私がパリのマキシムで修業したのは1971年から翌年にかけてのこと。その頃のマキシムといえば、明治の鹿鳴館ではないけれど、貴族から政財界、芸能界、モード界の大物が集う社交場だった。オペラがはけると、着飾った紳士淑女がマキシ … 続きを読む 名匠のスペシャリテ「シェ・イノ」井上旭さん