料理家によるオリジナルレシピ

ノドグロの旨味たっぷり炊き込みご飯

2023-04-23

じっくり1時間煮出してノドグロの旨味を抽出する方法は、シェフのブイヤベースの作り方を応用しました。沸騰させず、対流が起こる程度の弱火でじっくり煮ることで、旨味を引き出しつつも澄んだ汁になります。また、ポワレの要領で焼いたノドグロは、香ばしさが引き出されつつもふっくらとした食感となります。

ノドグロの旨味たっぷり炊き込みご飯

3 〜4人分

Ingredients

  • ノドグロ (大:全長25cm程度) 1尾
  • 適量
  • 昆布 (10cm角) 2枚
  • 1500ml
  • 大さじ2
  • 小さじ1
  • 2合
  • 三つ葉 2株
  • 白ごま 適量
  • 刻みのり 適量
A
  • 薄口しょうゆ 大さじ1
  • 小さじ1/4
B小さじ
  • 薄口しょうゆ 小さじ1
  • 1つまみ

How to make

  • 鍋に水と昆布を入れて30分置いておく。米は研いでから30分以上水に浸してからザルにあげておく。
  • ノドグロは三枚におろしてバットに並べ、切り身とアラ(頭、中骨)の両方に塩を振り、15分ほどおく。出てきた水分はしっかり拭き取る。アラを魚焼きグリルで、全体にこんがり焼き色がつくまで焼く。
  • 昆布を浸していた鍋に、アラと酒を入れ、弱火にかける。沸騰してきたら昆布を取り出し、そのまま弱火で1時間ほど、煮汁が半分になるまで煮てから粗熱を取る。
  • フライパンを中火で熱し、油を入れたらノドグロの皮目を下にして入れる。身が反り返らないように押さえながら焼き、焼き色がついたらひっくり返してさっと焼く。
  • 鍋に米を入れ、3)の出汁430mlとAを加えてさっと混ぜる。4)のノドグロを乗せ、炊飯する。
  • 残った出汁にBを入れてひと煮立ちさせる。
  • ご飯が炊きあがったら三つ葉を刻んで乗せ、器によそう。半量ほど食べたら6)の出汁、白ごま、刻みのりを入れ、だし茶漬けにする。

Tips

シェフから学んだ2つのテクニックを和食メニューにも応用した、ノドグロの旨味がご飯全体に広がる、ノドグロを余すことなく楽しめるレシピです。アラにも塩をする点とグリルで焼いてあげる点がポイント。くさみが消えて、香ばしさがぐんと増します。

Culinary Specialist

戸根みちこ
Tone Michiko
MICHIKO's Cooking
料理家・圧力鍋料理研究家。神奈川県横浜市出身。2017年より、東京都大田区で家庭料理教室を主宰。普段使いの材料で気負わずにできる健康的な料理を提案。作りやすさに定評があり、企業・雑誌向けのレシピ開発… つづきを読む
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