料理家によるオリジナルレシピ

渡り蟹のリゾット

2023-11-14

アカデミーサロンVol.10のレクチャーで、松本良英シェフ(レ アピ オステリア)から学んだ、米をブロードでなくお湯で炊き、アンチョビ入りのバターソースでとろみとコクを加えるという方法が衝撃でしたので、今回、その方法を取り入れてレシピを作成しました。バターソースのとろみづけは、リゾットとよりなじむように米粉を使用してみました。

渡り蟹のリゾット

2 人分

Ingredients

  • 200 cc
  • 米粉 10 g
  • アンチョビ 3
  • 1
  • 250 cc
  • パルミジャーノレッジャーノ 30 g
  • 渡り蟹 1
  • かぼす(レモン ライムなどでも可) 1

How to make

  • 渡り蟹は茹でる または蒸して火を通し、冷めたら身と内子をほぐしておく。
  • 鍋に湯を沸かす。
    フライパンに米を入れ、中火にかけて米が熱々になったら、湯をひたひたになるくらい加え煮る。
  • フライパンのお湯が少なくなったら再びお湯を加える。米がアルデンテの固さになるまで繰り返す。
    別の鍋に200ccの湯を沸かし、米粉を加えよく混ぜる。とろみが出てきたらアンチョビを加えてさらに混ぜソースをつくる。
  • 2の米がアルデンテになったら、すりおろしたパルミジャーノレッジャーノをよく混ぜ、3のソースを半分程度加えて、よく混ぜる。
  • 4のリゾットを器に盛りつけ、3のソース、1でほぐした蟹の実をのせた上に、
    カボスの皮をすりおろして散らし、カットした実を添える。
    蟹の身やバターソースを混ぜたり、カボスの実を絞ったりしながら食べる。

Tips

 
軽やかに炊き上げたリゾットの上に、旬の渡り蟹の身と内子をほぐしてのせ、柑橘の香りと酸味を加えました。暑い時期にもさっぱりと食べられるリゾットです。
蟹は、内子のないオスのはもちろん、茹でてあるものや蟹缶を使っても手軽に作ることができますし、カボスの代わりにゆず、レモン、ライムなどでも美味しく召し上がっていただけます。

Culinary Specialist

服部カンナ
Hattori Kanna
Maison OCTOBRE
大学卒業後、発電所の設計エンジニアとして勤務する傍ら料理とお菓子の勉強を続け、20年前より「Maison OCTOBRE」を主宰。横浜と長崎の2拠点で、地元食材の素晴らしさを伝えるレッスンを開催。ル… つづきを読む
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