開発ストーリー
中村シェフのレッスンから、海藻と乳製品は好相性であるということを学びました。試食でも、磯の風味とバターの香りの一体感が香りだけでもご馳走になるなと思い、その印象を基にすじ青のりに合わせる乳製品を考えることにしました。ただ、すじ青のりは加熱しすぎると風味が飛んでしまう繊細な食材。その特徴から、極力風味を閉じ込めておけるラヴィオリ仕立てに辿り着きました。餃子の皮を使用するので、気軽に作っていただけます。
調理ポイント
- 水分量の多いリコッタチーズですが、乾燥したすじ青のりが水分を取り込むことで丁度良いかたさになります。風味を効かせたい場合は、分量よりも多めにすじ青のりを加えてみてください。
- ソース作りは、魚介をさっと色づけることでフライパンに旨味が残り、それが美味しさのポイントとなります。
- ラヴィオリを茹でるので、直前に手順2を終わらせると、ソースが冷めていないため絡みやすくなります。
すじ青のりとリコッタチーズのラヴィオリ仕立て
2 人分
Ingredients
- すじ青のり (ほぐしたもの) 大さじ 1
- リコッタチーズ 30 g
- 餃子の皮 20 枚
A
- むき海老 6 尾
- 帆立貝柱 3 個
- 玉ねぎ 20 g
- 白ワイン 80 ml
- 生クリーム 50 ml
- バター 5 g
- 塩 こしょう 適量
B
- 水 1000 ml
- 塩 10 g
- すじ青のり(トッピング用) 適量
- トサカノリ(トッピング用) 適量
- オリーブオイル 適量
How to make
- リコッタチーズにほぐしたすじ青のりを加えてよく混ぜ、10等分にしておく。餃子の皮全体に薄く水を塗り、具をのせてもう一枚の皮を被せて接着させる。(菊型のセルクルを使用すると見栄えがします)
- Aを約1.5㎝角に切り分ける。フライパンにオイルを加えて熱しさっとAを炒め、色づいたら一旦取り出す。白ワインを加えてアルコールを飛ばし、生クリームを加えてひと煮立したら、塩胡椒で味を整えて火を止める。
- Bが沸いたら1を茹でる。浮いてきたら取り出し2と絡め、魚介とバターを加える。
- 皿に盛り付けて、すじ青のりと水で戻したトサカノリを飾り、オリーブオイルを回しかける。