料理家によるオリジナルレシピ

甲州富士桜ポークのバルサミコと赤ワインの煮込み

2025-01-21


レシピ特徴・着想理由

食の宝庫の山梨県ですが、更にアニマルウェルフェアを認証する制度「やまなしアニマルウェルフェア」を創設しているという観点からも好感が持てます。

甲州富士桜ポークは肉と脂のバランスが良く、長時間煮込んでもパサつきません。そして脂の上品な甘みは、家畜に優しい環境で育てられたストレスフリーの豚だからこその味わいだと感じます。


調理ポイント
香味野菜をじっくり炒めることが重要なポイントです。そのひと手間が旨味の素となります。
1時間20分以上煮込むことで、バルサミコの酸味と砂糖の甘みの角が取れて味わい深いソースに変化します。
煮込み料理ではありますが、さっぱりとしたお料理なので夏にもお勧めです。マッシュポテトや根菜類との相性も良いので、是非野菜を添えてお召し上がりください。

甲州富士桜ポークのバルサミコと赤ワインの煮込み

4 人分

Ingredients

  • 甲州富士桜ポーク肩ロース肉 600 g
A
  • 玉ねぎ 250
  • 人参 60 g
  • セロリ 60 g
 
  • セロリの葉 少々
  • トマト 1
B
  • 小さじ 1/2
  • 黒こしょう 適量
C
  • バルサミコ酢 100 ml
  • 赤ワイン 100 ml
 
  • 小麦粉 大さじ 1
  • 300 ml
  • 砂糖 小さじ 2
  • 塩こしょう 適量

How to make

  • Aをみじん切りにし、セロリの葉はせん切りにする。
    トマトは包丁でヘタをくり抜き、お尻に十字の切り込みを入れる。熱湯に10秒ほど入れ、氷水につけて皮を剥き一口大に切っておく。
  • 煮込み用の鍋に油(分量外・適量)を入れて熱し、1を加え中火できつね色になるまでじっくり炒める。トマトとセロリの葉を加え、ペースト状になるまで更に炒める。
  • 豚肉を8等分に切り分け、全体にBをふって、小麦粉をまぶす。
    フライパンに少量の油(分量外)を入れて、強火で肉の表面全体を焼く。焼き色がついたら2に移す。
  • フライパンの油を軽く拭き取り、Cを加えて強火にかけ、肉の旨味をこそぎながら酸やアルコールを飛ばす。さらに水を加えて沸騰したら2に移す。
  • 2に砂糖を加えて火にかけ、沸騰したらアクを取り、蓋をして弱火で約1時間20~30分煮込む(途中かき混ぜて、焦げないよう注意する)。
    必要であれば、塩こしょうで味を調整する。

Culinary Specialist

道下欣子
Michishita Yoshiko
Salone Felice
小学生の時に作ったカレーライスがきっかけで料理に興味をもつ。イタリア・フィレンツェで各地の伝統料理を、ル・コルドン・ブルー東京校に入学し、フランス料理・菓子を学ぶ。現在、フレンチ、イタリアンをベース… つづきを読む
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