料理家によるオリジナルレシピ

ガトー・リ・オ・レ カラメルソース添え

2024-12-16


開発ストーリー

KEITAさんに作っていただいた “カルローズのタルト”がとても美味しくて、これまで敬遠していたお米のお菓子にチャレンジしました。

日本の米で作ると、どうしても粘りが出てもったりと重くなってしまいますが、カルローズのサラリとしていて、茹でたナッツのような食感にすっかりはまりました。

小麦粉を使わないグルテンフリーのお菓子である点もいいと思います。

また、このレシピは下準備でカルローズを牛乳で煮た状態をそのまま冷やして、”リ・オ・レ”(フランスの伝統デザート)としても楽しんていただけます。


調理ポイント
  • 下準備で、カルローズを蒸らしたあと、牛乳の水分が少し残っていても、冷める間に吸収されます。
  • ヘーゼルナッツは、アーモンド、クルミ、ピーカンナッツなど、お好みのナッツに置き換えても美味しくできます。
  • カラメルソースを作るとき、生クリームを加える手順ではねる可能性があります。充分に注意し、念のためシンクの中などで行ってください。

ガトー・リ・オ・レ カラメルソース添え

4 人分

Ingredients

A
  • カルローズ 50 g
  • 牛乳 250 ml
  • バニラビーンズ 1/2
  • ブラウンシュガー 25 g
 
  • 無塩バター(室温に戻す) 40 g
  • ブラウンシュガー 25 g
  • 1
  • ヘーゼルナッツ 25 g
  • オレンジの皮(すりおろす) 1/2 個分
B
  • グラニュー糖 50 g
  • 10 ml
 
  • 生クリーム 25 ml
  • 無塩バター 5 g

How to make

  • 【下準備】
    ・Aを鍋に入れて中火にかけ、温まってきたら、砂糖が焦げ付かないように混ぜる。沸騰したら弱火にして、10分間加熱する。
    火を止めて、蓋をして15分間蒸らしたら、蓋を取って室温で冷ます。
    ・ヘーゼルナッツは、低温のオーブンで6~7分間ローストして、粗く刻んでおく。
    ・型にバター(分量外)を塗って、冷蔵庫で冷やしてから、小麦粉(分量外・適量)を薄くつけておく。
  • 【ケーキを焼く】
    室温に戻したバター(40g)をボウルに入れて、ゴムベラで柔らかく練る。ブラウンシュガーを加えて、泡立て器でよく混ぜる。
    バターが空気を含んで白っぽくなったら、卵を加えて混ぜる。
    1のカルローズ、ヘーゼルナッツを加え、オレンジの皮もすりおろして加える。ゴムベラでさっくりと混ぜたら、型に入れ、180℃のオーブンで35分~40分焼く。取り出して手で触れる位まで冷めたら、型から外す。
  • 【カラメルソースを作る】
    Bを鍋に入れて中火にかけ、ゆっくりと揺すりながら加熱する。琥珀色になったら、火を止めて生クリームを少しずつ加え、再び火にかけて混ぜ、完全に溶かす。仕上げに無塩バター(5g)を加えて溶かし、冷ましておく。
  • 【仕上げ】
    2のケーキを食べやすい大きさにカットして盛り付け、3のカラメルソースを添える。

Culinary Specialist

藤山朗子
Fujiyama Akiko
サロン・ド・キュイジーヌ エッセイエ・ヴ
シンプルで食べ飽きない料理を求め、20年以上パリとヨーロッパの田舎町への旅を続けている。2007年より東京・自由が丘で少人数の料理教室を主宰。スパイス・ハーブを効果的に使う料理や簡単にできて確実に美… つづきを読む
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