料理家によるオリジナルレシピ

グレープフルーツのタルト

2025-02-05


開発ストーリー

グレープフルーツが想像より甘く、2色の実を交互に並べるとキラキラと美しかったので、普段、苺や季節のフルーツで作っているタルトをグレープフルーツで作ってみました。

瑞々しくて少し苦みのあるグレープフルーツがタルトの甘味とよく合い、苺やほかのフルーツで作った時より、生徒様に好評でした。


調理ポイント
タルト生地は、さくさくとした食感になるよう切るように混ぜる。温度が上がってだれると作業しにくいので、柔らかくなりすぎたら冷蔵庫で冷やして生地をしめてから再び作業する。
グレ-プフルーツは実を取り出した後、蜂蜜でマリネしておくことで、少し甘さが足されてタルトにより合う甘味になります。また、あらかじめ水分を出すことで、タルトの上で水分が出ず美味しく召し上がれます。

グレープフルーツのタルト

6 人分

Ingredients

  • グレープフルーツ 4
  • 蜂蜜 30 ml
タルト生地
  • 無塩バター 80 g
  • 粉糖 40 g
  • 1 つまみ
  • 卵黄 1 個分
  • 大さじ 1
  • 薄力粉 150 g
  • 打ち粉(強力粉) 適量
アーモンドクリーム
  • バター 50 g
  • 粉糖 50 g
  • アーモンドパウダー 50 g
  • 1 個分
  • 薄力粉 10 g
カスタードクリーム
  • 牛乳 120 ml
  • バニラビーンズ 1/6
  • 卵黄 1 個分
  • 砂糖 30 g
  • 薄力粉 10 g

How to make

  • タルト生地を作る。
    バターと卵を室温においておく。バターが柔らかくなったら、粉糖と塩を加え泡だて器でよく混ぜる。
    卵黄と水を混ぜたものを少しずつ加え、泡だて器で分離しないようによく混ぜる。水分が全部入ったら、薄力粉をふるって一度に加え、カードで切るように混ぜる。
    全体が均一に混ざり一つにまとまったら、ラップに包み1時間以上冷蔵庫で休ませる。
  • クレームダマンドを作る。
    バターと卵を室温においておく。アーモンドパウダーと粉糖をあわせてふるう。
    バターを泡だて器で柔らかくしたら、アーモンドパウダーと粉糖をふるったものと、よくといた卵を少しずつ交互に加え分離しないようによく混ぜる。卵とアーモンドパウダー、粉糖がすべて混ざるまで繰り返す。
    最後にふるった薄力粉を加え、切るようにさっと混ぜた後、ラム酒を全体が均一になるまで混ぜておく。
  • タルトを焼く。オーブンを180℃に予熱する。
    1のタルト生地を冷蔵庫から出し、打ち粉をした台の上で2~3mmに伸ばしタルト型にしきこむ。
    型の上に麺棒をころがして余分な生地を切り落とし、全体にフォークで軽く穴をあける。生地が緩んでいるようなら冷蔵庫に入れて10分間程度休ませる。
    2で作ったクレームダマンドを生地の上に伸ばし180℃のオーブンで40~45分程度焼く。
    途中、上に焼き色がついて焦げそうになったら、上にアルミはくをのせてさらに焼く。
  • カスタードクリームを作る。
    鍋に牛乳とバニラビーンズを入れ、火にかけ沸騰させる。
    その間にボウルに卵黄と砂糖を入れ、泡だて器で白っぽくなるまですり混ぜ、ふるった薄力粉を加えて粉がみえなくなるまで軽く混ぜる。沸騰した牛乳を入れてよく混ぜ、混ざったら網で濾しながら鍋に戻す。
    再び火にかけ、焦げないように注意しながら軽く沸騰するまでしっかりと火を通し、とろみがついたら、バットに広げ、上にラップをして下は氷を当ててすばやく冷ます。
  • グレープフルーツの皮をむいて実を取り出し、キッチンペーパーをしいたバットに並べて水分を取る。
    上から蜂蜜を垂らしてマリネしておく。
  • 3で焼いたタルトがしっかりと冷めたら、4のカスタードクリームを表面に薄く塗り、5のグレープフルーツを上に飾る。あればミントなどをかざって出来上がり。

Culinary Specialist

服部カンナ
Hattori Kanna
Maison OCTOBRE
大学卒業後、発電所の設計エンジニアとして勤務する傍ら料理とお菓子の勉強を続け、20年前より「Maison OCTOBRE」を主宰。横浜と長崎の2拠点で、地元食材の素晴らしさを伝えるレッスンを開催。ル… つづきを読む
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