新年恒例となった「シェフ交流会」も今年で6回目に。
今年も、ジャンルを問わず集まるシェフ同士の交流、そして新しい食材の出会いの場として、東西114店から216人のシェフに参加した。
今回のテーマは、この時期の醍醐味「ジビエ」。
シェフが普段から使うジビエで料理をとあって、大きな期待を集めていた。
東京会場のデモンストレーションのトップは「ピアットスズキ」の鈴木弥平さん。
メニューは「猪のポート赤ワイン煮 キャベツ包み」と「黒にんにくのニョッキ」。猪肉や黒にんにく、クレールなどの持ち味を活かした調理法を紹介するだけでなく、そこに至るまでの試行錯誤についても詳しく解説し、参加したシェフたちの注目を集めた。
午後の部では、「Toshi Yoroizuka」のシェフパティシエ、鎧塚俊彦さんが、自身の店でも提供している「柿のグラタン」に、岐阜県特産のイチゴをトッピングした「柿と苺のグラタン」の作り方を披露。ル・マンジュ・トゥーの谷 昇さんは、「熟成 群馬氷室豚」のロースで作ったハム、「ホウレンソウ」のソース、「京丹後フルーツガーリック」を使ったチョコレートのデザートを披露。その人柄に会場は魅了され、新年シェフ交流会の掉尾を飾るにふさわしい実演となった。
大阪会場「エルテック新大阪」では前回を上回る49店が参加し、テーマであるジビエ料理は珍しい熊を使ったものとあって、参加者の注目度合いもひとしおだった。
デモンストレーションは「リストランテ・イ・ルンガ」の堀江純一郎さん、「野草一味庵 美山荘」の中東久人さん、神戸ポートピアホテル「トランテアン」の佐々木康二さん。
会場には「神戸北野ホテル」の山口浩さん、「ルセット」の依田英敏さんなどスターシェフの姿も見え、会場のそこここで名刺交換や記念写真を撮影するようすが見られた。今回は特に途中退出する参加者が少なく、デモンストレーションシェフたちまでもが最後まで会場に残っていたのも特徴的でまさに交流会と言える実り多い一日となった。
ブース出展団体
伊那食品工業株式会社 / 青森県 / 岐阜県 / NIPPON MONO ICHI / MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社 / 岩手県 / やんばる畑人プロジェクト / 竹本油脂株式会社 / 福井県 / 三重県