セミナーは、午前中が服部栄養専門学校の先生方による講義で、午後が実習。先生たちの講義を見つめるシェフたちの目は真剣そのもので、本気度がひしひしと伝わってくる。
しかし、昼食をはさんだ午後の実習では、笑顔、笑顔。グループごとに時間を区切って、エスプーマ、液体窒素、球状形成、スーパーアラジンを体験していく。 その様子はまるで小学校の理科実験室のような雰囲気で、”百戦錬磨”のシェフたちが、最新調理器具を前に笑いながら悪戦苦闘している。
自分で作ったものを食べてみたり、気がついたことをメモしたり。先生たちに熱心に質問するシェフたちも多く、「少しでも多くの技を持ち帰りたい」という熱意と、前向きな気持ちに満ちたセミナーだった。
セミナーは5時間半にも及んだが、参加者たちは、疲れた様子も見せず、笑顔で会場を後にした。