奈良県では、「戦前から県内で生産が確認されている品目で、地域の歴史・文化を受け継いだ独特の栽培方法等により、『味、香り、形態、来歴』などに特徴をもつ野菜20品目」を「大和の伝統野菜」として、「栽培や収穫出荷に手間をかけて栄養やおいしさを増した野菜や奈良県オリジナルの野菜5品目」を「大和のこだわり野菜」として認定し、それらを合わせて「大和野菜」と呼んでいます。
冬の「大和野菜」の代表的な存在の一つである「大和まな」は、葉の切れ込みに特徴がある漬け菜の一種ですが、奈良では煮物やお浸しのほか、炒め物にして食されます。冬の寒さにあたることで、葉は柔らかく、より一層甘みが増します。
近年特に活況を呈しているのが奈良のいちごです。2011年に品種登録された「古都華」は奈良県内でのみ生産される希少な品種で、口中に広がる濃厚な味わいとフルーティーな香りが特徴です。「一度食べたらやめられない」と消費者や市場から高く評価されている、人気のブランドいちごです。
畜産物においては、鎌倉時代末期の「国牛十図」で良牛の10産地の1つに数えられ、その記述から名前を受け継いだ「大和牛」をはじめ、銘柄豚の「ヤマトポーク」、地鶏の「大和肉鶏」といったブランドが産み出されています。いずれも品質の高さだけでなく安全・安心にまで配慮され、適切な管理の下での生産に取り組まれています。
そんな奈良県産の食材を使ったレストランフェアを、2025年2月24日から3月9日までの2週間、関東3店舗、関西3店舗の計6店舗で開催します。歴史と伝統、文化に彩られた奈良の食材の「今」を、トップシェフたちの料理を通じて感じてください。
コンチェルト
・前菜 苺とあんぽ柿・ブッラータチーズのカプレーゼ仕立て
・前菜 大和肉鶏のしっとり蒸し バルサミコとスパイスのよだれ鶏仕立て
・手打ちパスタ 大和牛と大和まなの煮込みソース
・メイン ヤマトポークのロースト 大粒マスタードとスモーク風味のオリーブオイル
渋谷区上原1-29-5 BIT代々木上原 B1F
03-6804-8794
11:30〜14:00 L.O.(土・日・祝のみ)
18:00〜23:00 L.O.不定休
https://uehara-concerto.com/
初代割烹高橋
・ヤマトポーク バラ肉西京焼き
・大和牛 モモ肉香味焼き
渋谷区上原2-48-11 ハニハラビル B1
03-6407-0565
12:00〜14:00
18:00〜23:00(22:30L.O.)
https://takahashi104.com/
ジョンティ アッシュ
・冷前菜
大和肉鶏のショーフロワ、ドゥミドウイユ仕立て
滑らかなカリフラワーのクリームとトリュフの香り
・肉料理
大和ポークのキャラメリゼ、白アスパラのクーリと蚕豆のコンディモン
セージの香るジュとともに
・デザート
マスカルポーネのムース古都華のマリネ
さ姫の香るスープを注いで
港区白金台5-18-17 ゴールドフォレストビル 2F
12:00〜15:00(13:00L.O.)
18:00〜23:00(20:00L.O.)
火曜日・水曜日を中心に月8回休
https://www.gentil-h.com/
オルタンシア・ビストロ
・ヤマトポークの低温調理グリエ、大和まなのガーリックソテーを添えて
大阪府大阪市淀川区東三国4-15-12 シオザキビル1F
06-6398-7502
11:30~14:30(L.O.13:30)
17:00~23:00(最終入店21:00 / L.O.22:00)
https://www.hortensiabistro.jp/
KITASHINCHI ひおか
・ヤマトポーク バラ肉の低温調理
・大和牛の炭火焼き
大阪市北区曾根崎新地1-5-9 谷安プレジールビル3A
06-6485-7773
12:00 – 15:00(火~土)
18:00 – 22:00
日祝休
https://www.instagram.com/hioka0303/
HOTEL THE MITSUI KYOTO 都季 TOKI
・大和牛 サーロイン 奈良県産の有機野菜
京都府京都市中京区油小路通二条下る二条油小路町284
075-468-3166(レストラン予約)
17:30~20:30 L.O.
https://www.hotelthemitsui.com/ja/kyoto/restaurants-bar/toki/