会場となったのは、東京ガスの体験型業務用厨房ショールーム「厨BO! SHIODOME」。
新橋、汐留の各駅から近く、東京や品川といったターミナル駅からもアクセスしやすい会場ということもあり、新潟や静岡など遠方からもシェフが集った。その数70店舗130名以上。イベントは10時にスタートした。
2015年の納涼シェフ交流会のテーマは「魚」だ。イベントの目玉、調理デモンストレーションには、中国料理「szechwan restaurant 陳」の菰田欣也さん、イタリア料理「リストランテ濱﨑」の濱﨑龍一さん、フランス料理「ヌキテパ」の田辺年男さんが登場。「厨BO! SHIODOME」ならではの、ガス火の力を存分に使った調理法で、魚料理のスペシャリテなどを披露した。
なかでも菰田さんは、キッチンを特別に中国料理仕様に変更して、炎を上げながらのデモンストレーション。「中国料理の魅力をたくさんのシェフに伝えたい」という熱意を語りながら、夏の交流会にふさわしい〝熱演〟で会場を沸かせた。
大阪の納涼シェフ交流会は、関西電力ショールーム「エルテック新大阪」で開かれた。
朝から降り続く悪天候にもかかわらず、40店舗78名以上の料理人たちが集まり、大阪会場ならではの熱さを感じさせた。
今回も恒例のトップシェフ3名によるデモストレーションが行なわれた。トップを務めたのは「ビランチャ北浜本店」の柿田将宏さん。クラフトビールで乾杯した後、柿田さんはリゾットの調理から始めた。新米よりも古米の方がリゾットに適している点を指摘。説明にうなずきながら記録用にスマートフォンで撮影する参加シェフの姿も見られた。
続いてのデモストレーションは「京料理 たか木」高木一雄さん。調理補助には、秋に大阪「プレスキル」のシェフに就任する佐々木康二さんを始め、高木さんの地元・神戸のシェフたちが担当。手際よく素晴らしいチーム力を発揮した。ジャンルを越えた交流は、まさに交流会ならではの光景だった。高木さんは、「分野が違っても、ゲストがおいしいと思う料理を供するという目的は同じ。共に切磋琢磨して力を尽くしましょう」とエールを送った。
ブース出展団体
ガルバーニ ラクタリス・ジャポン / 茨城県 / 鹿児島県 / 株式会社日本トリム / 株式会社フジマック/ 竹本油脂株式会社