「アルスノヴァ国際創作料理賞」は、1967年にフランス・シャンパーニュ地方のメゾン、テタンジェ社のオーナーであるクロード・テンタンジェ氏によって創設された世界的な料理コンクール「ル・テンタンジェ賞」が、2024年に名称変更したもの。現在はフィランソロピック・アルスノヴァ基金が主催する。これまでの技術と芸術性の極みを競う側面から、現在は社会支援活動や食に関する課題解決への取り組みなど、より深く社会に関わるコンクールへと進化を遂げている。
応募資格は職歴5年以上を有する24歳から40歳までの料理人で、専門ジャンルは不問。日本予選ではレシピと料理写真による書類審査を経て、上位2名〜3名による調理審査が行われる。今回のテーマは「地鶏とロブスターの解釈」。レシピの完成度や芸術性に加え、サステナブルで健康的な側面も重要な審査対象となる。11月2日には基金の代表が来日し、日本予選受賞式兼チャリティーガラディナーを開催。優勝者にはパリで開催される世界決勝大会への出場権が授与される。さらに、第52回優勝の関谷健一郎氏など世界大会で活躍したトップシェフが、本選を想定した環境で実践的な指導を行う「コーチングセッション」も用意され、世界最高峰の舞台へ万全の体制で挑めるよう強力なサポート体制が整えられている。

edit&text: Ryoko Sato