私達のフランス料理至上主義 レストラン プルニエ松本浩之 24年8月号


盤石な基礎と独自性で作る無限に豊かな世界

1922年(大正11年)、皇居前に創業した、国際的社交場の東京會舘。34年(昭和9年)にはパリ帰りの田中徳三郎シェフによる日本初の鮮魚介専門料理店「プルニエ」がオープン。「舌比目魚洋酒蒸」いわゆるソール・ボンファムが看板料理となった。

東京會舘はその後、2代目の建物を経て2019年、3代目の本館がリニューアルオープン。その時にプルニエのシェフに就任したのが松本浩之さんだ。フランス修業6年、銀座「レ・ザンジュ」と乃木坂「レストラン・フウ」のシェフを長年務め、50歳の節目に現職に。ふんだんな材料でとるフォンなど店の伝統を受け継ぎ、上質な食材選びと洗練されたセンスで、王道フレンチの魅力を伝える。


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松本浩之 まつもと ひろゆき
1969年、山形県生まれ。銀座「レ・ザンジュ」などで修業し、94年に渡仏。「ラ・コート・ドール」「ホテル・アルベール・プルミエ」などで経験を積み、2000年帰国。「レ・ザンジュ」、乃木坂「レストラン・フウ」のシェフを経て、19年「レストラン プルニエ」のシェフに就任。

レストラン プルニエ
東京都千代田区丸の内3-2-1 東京會舘 本舘2F
TEL 050-3134-4890
11:30〜14:30、17:30〜22:00 月休

text: Yumiko Watanabe photo: Gorta Yuki

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