越前・若狭 食の國ふくい商談会 〜食の歳時記〜

2人の人気シェフが福井の食材に挑む

福井県の食材は、冬こそもっともおいしい季節ではないか?
そんなことを実感させる「越前・若狭 食の國ふくい商談会〜食の歳時記〜」が、2016年2月29日、厨BO! SHIODOME(東京・新橋)で開かれた。

旬を迎えた「越前がに」や「甘えび」、「若狭ふぐ」の日本海の幸はもちろん、低温高湿熟成で甘味が増したサツマイモ「とみつ金時」や、福井県の在来品種「上かみ庄しよう里芋」、オレイン酸55%以上を含む「三ツ星若狭牛」なども取りそろえ、福井県の食の豊かさを感じさせる食材が並んだ。

イベントでは、「セララバアド」橋本宏一さんと「銀座レカン」高良康之さんがそれぞれ福井県の食材を使った料理のデモンストレーションを行った。
橋本さんは、上庄里芋の折り鶴や球体形状の梅昆布茶など、斬新な手法で福井県の食材の魅力を表現。一方の高良さんは、会場に来ていた生産者とコミュニケーションをとりながらも、しっかりと食材のよさを引き出した料理を披露した。会場には、飲食関係者とバイヤー、合わせて88名が来場。「福井の食材をすでに使っている」という来場者も多く、「食の國 ふくい」の首都圏での注目度、認知度の高さを感じさせた。


(右)「銀座レカン」Yasuyuki Takara 高良 康之
銀座レカン 総料理長
1967年、東京都生まれ。学生時代のアルバイトがきっかけで料理の道へ。89年に渡仏。91年帰国後、東京・赤坂「ル・マエストロ・ポール・ボキューズ・トーキョー」で副料理長に。その後、日比谷「南部亭」料理長、上野「ブラッスリーレカン」料理長を経て、2007年「銀座レカン」総料理長に就任し、現在に至る。

(左)「セララバアド」Koichi Hashimoto 橋本 宏一
セララバアド シェフ
1970年、大阪府生まれ。大阪や沖縄・石垣島で経験を積んだ後、スペインに渡り「エル・ブリ」等で修業。帰国し2007年から14年までマンダリンオリエンタル東京「タパスモラキュラーバー」の料理長を務める。独立前にはデンマークの「ノマ」での勤務を経験。2015年1月に「セララバアド」で独立した。