私達のフランス料理至上主義 ガストロノミー“ジョエル・ロブション” 関谷健一朗 24年8月号


素材を無駄なく、力強く生かし、胸が高鳴る料理をつくる

伝統と独創性を精緻に融和させ、“完璧”と称された料理で世界を魅了したジョエル・ロブション。2018年に73歳で逝去するまで、20世紀のフランス料理を牽引し続けた偉人の名を冠したレストランは、現在パリをはじめ世界各国に広がっている。関谷健一朗氏は、その最高峰ブランド「ガストロノミー“ジョエル・ロブション”」のエグゼクティブシェフであり、日本国内のロブション グループを統括。22歳で渡仏し、パリのさまざまなレストランで修業するなかで、ロブション氏の味に惚れ込んだ。以来、その哲学と教えを技として研鑽を積み、料理部門で日本人初となるフランス国家最優秀職人章(M.O.F.)を受章。ロブション氏直々に師事した料理人として、国内外から大きな信頼を得る料理人の一人だ。


続きをご覧になるには、有料会員登録が必要です。
会員登録がお済みの方は、こちらよりログインしてください。


関谷健一朗 せきや けんいちろう
1979年、千葉県生まれ。専門学校卒業後、ホテルの宴会部門を経て2002年渡仏。06年、パリ「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」スーシェフに。10年に帰国、東京のラトリエのシェフに就任。21年、国内ロブション グループを統括する総料理長に。23年「フランス国家最優秀職人章(M.O.F.)」受章。

ガストロノミー”ジョエル・ロブション”
東京都目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデンプレイス内
TEL 03-5424-1347
11:30〜13:00 LO(土・日・祝のみ)、17:30〜20:00 LO
不定休

text: Takako Sato photo: Gorta Yuki

関連記事


SNSでフォローする