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遠回りしてでも食べたい“担々麺 ”と“炒飯 ”


場所は「東京シティエアターミナルビル」の館内という好立地。濃厚にしてゴマ感豊かな担々麺と、シンプルな王道炒飯を目当てに、出張や旅先から戻るや否やこの店に直行する、という御仁もちらほら。

旅先から帰るといつもの「アレ」が恋しくなる…。炒りゴマと練りゴマをゴマンと使う、ゴマ感が濃厚なこの店の担々麺も、いわゆる「アレ」の部類だ。折しも立地はTCATの館内。
「龍鳳」のメニューの中でも群を抜いて注文数が多い「挽肉入り担々麺」は、店先から担々麺の香りに引き寄せられる客もいるほど。スープは干し海老などで出汁を取ってコクを重ね、練りゴマと炒りゴマの二種類を使うことで香ばしさとクリーミーさを同居させる。挽肉は甜面醤のみで甘めに味付け。麺を持ち上げるとスープがしっかりと絡み合うほどに粘度があり、スープを口に注げば挽肉の深みのある味わいが濃厚なゴマ感に差し込む。コクがあって輪郭も明確な味わいに思わず箸が進むのだ。「海老入り担々麺」も実は人気。挽肉の代わりに海老を使うので淡く品良い味わいを愉しめる。

「挽肉入り担々麺」(950円)。運ばれてきた瞬間に香ばしい胡麻の香りが部屋中に漂い、食欲に火が灯ること請け合い。スープは見た目にもわかるほどの濃厚さが印象的だ。
「五目炒飯」(850円)。昔ながらのレシピでシンプルに仕上げているからこそ「また食べたい」と思わされてしまう“恋しくなる味”に。炒飯の鏡のような炒飯だ。

この店の「五目炒飯」はシンプルにして王道感溢れる味わい。米の粒感を愉しんでいると、時折歯に当たるネギの香味が口中に広がり…気づけば軽く平らげてしまうのだ。実は担々麺とセットで両方楽しむ客も多いという。どうでしょう?旅帰りの「アレ」を会社帰りにも堪能したくなりません?

店内は落ち着いた空間で席の間隔も広く、落ち着いて食事の時間を楽しめる。
料理長の石田重示氏は、40年以上も厨房を守り続ける「龍鳳」の料理の要ともいえる存在。

龍鳳

東京都中央区箱崎町42-1 東京シティエアターミナル 2F
TEL 03-3665-7162
月~金 11:30~14:00L.O
17:00~20:30L.O
土・日・祝 11:30~14:00L.O
17:00~20:00L.O 無休(12月30日・31日・1月1日を除く)

text 竹野愛理 photo 松園多聞

本記事は雑誌料理王国2020年2月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は2020年2月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


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