【バンコク】気鋭のインド人シェフが率いる アーバンファーム・ダイニング


バンコクで初めてのアクアポニックス&ハイドロポニックスを導入し、本格的なアーバンファーム・ダイニングとして注目を集めているのが、若きインド人シェフ “DK(“Deepanker Khosla)率いる「Haoma(ハオマ)」。先日もElite Magazineのレストラン・オブ・ザ・イヤー2019とヤングシェフ・オブ・ザ・イヤー2019に輝くなど、バンコクの新世代レストランの中で「Haoma」の存在感は群を抜いている。

「Elite Magazineの授賞式の日、パリで1日に26度もの気候変動を経験し、地球温暖化による食糧危機に備える必要性を再認識していたところだ。

僕は、バンコクのように人口が密集した都会でも、創造的でおいしいゼロマイルの食べ物を提供することができるということを自分のレストランで証明したかった。子供たちに、より良い形でこの地球という惑星を継承していくためにね」

高級住宅地スクンビットの中心部に位置する「Haoma」の敷地内では、水耕栽培と水産養殖のシステムによって調理に使う50種類以上の野菜とハーブ、淡水魚が飼育されている。

シェフ”DK”のルーツであるインド料理をベースに、タイ料理、和食などのエッセンスを加えた13皿のテイスティングメニューが「Haoma」の真骨頂。サスティナブルなだけでなく、顧客の目の前で育った安全な食材を使用したイノベーティブな料理はガストロノミー新時代の幕開けを感じさせる。


宮崎麻美
2019年よりバンコク在住のエディター兼ビデオグラファー。写真と動画でバンコクの最新トレンドを伝えるビジュアルシティガイド「dii bangkok」をスタート。


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