恵比寿と丸の内に2店舗を構える「レストラン モナリザ」のオーナーシェフ、河野 透シェフが2024年7月に山形・庄内地方を訪れ、1日には酒田調理師専門学校にて特別授業を、そして3日には鶴岡市の「グランド エル・サン」で総料理長の片倉忠直シェフとコラボレーションディナーを開催する。
河野シェフと片倉シェフの出会いのきっかけは、料理家の辰巳芳子氏の生ハムづくりだ。辰巳氏は「生ハムの製造を日本国内で初めて成功させた人。50年以上も前にイタリアで生ハムに出合い、その味に魅了され、日本の湿度の高い気候・風土では無理と言われながらも15年以上もの歳月をかけ、イタリアだけでなくスペインも訪れながら日本の環境に合わせた方法を完成させた。
そしてその技術を受け継ぐのが片倉シェフ。2010年より辰巳氏に師事し、アシスタントや鎌倉でのスープ教室の講師を務めながら19年には生ハムの製法も相伝し、22年から鶴岡でも生ハムを作り始め、それが今年熟成を終えて完成し、グランド エル・サン内のレストラン、EASTにて提供している。
一方の河野シェフも、30年ほど前に初めて食べた辰巳氏の生ハムの味に衝撃を受けたという。それ以来「モナリザ」でも度々試食会を開催し、その中で片倉シェフとも交流を深めてきた。
今回は「レストラン モナリザ」としての山形での初めての食事会。地産地消をテーマに山形食材をふんだんに使った一夜限りのディナーは、2人のシェフにとっても訪れるゲストにとっても特別な機会となることだろう。
日時
2024年7月3日(水) 受付18:00 開始18:30
会費
28,000円
会場
グランド エル・サン
山形県鶴岡市東原町17‐7
予約・問い合わせ
0235-24-4633
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