「“あ”かい・“ま”るい・“お”おきい・“う”まい」に由来する福岡県のブランドイチゴ「あまおう」。2003年に本格的に販売がスタートし翌2004年から21年連続で販売単価1位を記録するように、イチゴの王様として確固たる地位を築いている一方で、全国各地で毎年のように新品種が誕生するなど競争はますます激しくなっている。
このような環境の変化の中で、「あまおう」のおいしさをもう一度見つめ直し、リブランディングを図ろうと開催されるのが『「あまおう」プレミアムフェア』だ。
2月11日から25日の2週間にわたって食事メニューのフェアとして開催された第1弾、『未知を味わう、「あまおう」の挑戦』に続き、2月26日から3月11日まで『心ほどける、「あまおう」の時間』と題した、「あまおう」を使ったスイーツのフェアが都内7店のレストラン、パティスリーで開催中だ。
それに先立つ2月25日、福岡県から生産者や流通事業者、メーカーらを招き、『「あまおう」プレミアムキャラバン』が開催され、第1弾のフェア参加店のシェフやサービス人と一緒に今回のフェア参加店をめぐり、それぞれの提供メニューを実食した。

最初に全員が集合したのは南青山のフランス料理店「Restaurant NéMo」。根本憲一シェフによるおまかせコースのデザートとして提供されるのが「あまおうクレメダンジュ」だ。
テイクアウトのケーキではできない、その場で作りたてを食べるレストランのアシェットデセールならではの一瞬のくちどけを表現した一皿だ。軽やかなマスカルポーネのアイスに中まで赤いからこその鮮やかさが美しい「あまおう」も酸味を活かして爽やかに仕立てられている。

2店舗目からは二手に分かれ、筆者が同行したグループは京橋の「Toshi Yoroizuka Tokyo」へ。鎧塚シェフがこのフェアのために用意したのは「parfait au あまおう」。ディナーが中心のレストランとは違い、朝から晩まで若者からご高齢の方まで様々なお客様が来店するパティスリーらしく、誰もが大好きなショートケーキをパフェに再構築した一皿だ。下からバニラクッキー、生クリームの間にソテーした「あまおう」、そしてその酸味を引き立てるホワイトチョコレートの上に「あまおう」のアイスとフレッシュのカットを重ねる。
「あまおう」の甘酸っぱいある種の野性味をしっかり活かしながら、みんなに好かれるバランスに仕上がっているのが素晴らしい。

日本橋室町に移動して、続いてはニンニクをほとんど使わず、イタリアの郷土料理を日本の旬の食材で表現するイタリア料理店「DA GOTO」。
普段からイチゴを使うときは「あまおう」を選ぶことが多いという後藤大輔シェフが用意してくれたのは「あまおうづくしのパンナコッタ ピスタチオのジェラートと共に」。下からピューレ、「あまおう」を加えてほんのりピンクに色づいたパンナコッタ、食べるソースをイメージしたマリネ、そして大きさを活かしたカットのフレッシュを重ねた。そのまま食べても完成度の高い「あまおう」だからこそ敢えてあまり味を重ねたり手を加えていないにもかかわらず、「あまおう」の様々な側面が楽しめる一皿だ。

最後は今回のスイーツのフェアに参加する2つの中国料理店のうちの1つ、「RIBAYON ATTACK」。西洋料理のようにデザートとして調理せず、フルーツはそのまま使うことの多い中国料理において、人長良次シェフは敢えて中国料理にこだわらず、ショートケーキと同様に日本人なら誰もがイメージの湧く「イチゴミルク」を起点にメニューを考案。そして「イチゴミルクがもし中国にあったら?」という発想から薬膳の要素を取り入れてハスの実や白キクラゲなどを使い、ミルクは朝鮮人参やガランガルというショウガの一種を効かせたココナッツミルクに置き換えた。
そうして出来上がったのが「福岡県産あまおうココナッツいちごミルク」。イチゴミルクでありながらも初体験の味わいのデザートに仕上げられた発想の豊かさには「あまおう」の生産者たちも舌を巻いていた。

福岡から来た「あまおう」の生産者たちも「東京のお店で1日に4つもあまおうを使ったスイーツをいただくなんて、一生に一度あるかないか」と口をそろえる今回の「あまおうプレミアムキャラバン」。単に実食の機会というだけでなく、彼らと前回のフェア参加店のシェフが同じバスに乗って移動する中で、そして実際にお店で同じスイーツを一緒に食べる中で、様々な意見交換が交わされていた。特に加工品まで自社で手掛ける生産者にとっては、味の組み立て方や重ね方、保存性を高める下ごしらえのアイデアなど、トップシェフから貴重なアドバイスを得られる機会にもなっていた。

そして3月11日(水)まで開催中の「あまおう」プレミアムフェア第2弾、『心ほどける、「あまおう」の時間』は上記4店舗に加え、「EMMÉ」、「Restaurant Monna Lisa MARUNOUCHI」、「中国菜 ARATA」が参加している。エリアも渋谷・青山方面に2店舗、東京・日本橋方面に5店舗と近くで集まっているので、ぜひ今回のキャラバンのようにハシゴして旬の「あまおう」を存分に楽しんでいただきたい。

「あまおう」プレミアムフェア
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