「食の宝庫あおもり」とは、多種多様で上質、且つ希少な青森県産食材の魅力を全国に向けて発信し、広く伝えるための取り組みです。
7月19日、20日に、プロジェクトに参画するシェフ3名とアドバイザーの浜田岳文さんが青森県内の様々な産地・を訪問。生産者との交流を通じて選び抜いた青森県産食材を使用し、それぞれの技術や感性を生かしたメニューを提供します。
夏のフェアは8月18日(火)~31日(月)の2週間。
青森の風土と生産者の想い、そしてシェフの感性が一皿で響き合う、この期間だけの「食の宝庫あおもり」をぜひお楽しみください。

青森 ビーツ 洞爺 ポワロー
青森県産ビーツを主役に、牛肉のタルタルを思わせる発想で仕立てた一皿。ビーツのピューレには藁で燻製香を纏わせて、土の香りや奥行きを表現しました。チーズ工房タカラのタカラや松の実を重ね、キャビアで大地と海の要素をつなげています。軽やかなエスプーマとパートブリックの食感が加わることで、野菜の力強さを繊細に楽しめる料理です。

青森 石ナギ 木もずく 黒にんにく 小田原米
青森県産の鮮魚を、炭焼きによる繊細な火入れで仕上げる一皿。米のブイヨンは、フランス時代から大切にしてきたスペシャリテで、今回はアサリの代わりにシジミのだしを用いて青森らしさを表現しています。グリーンアスパラや木モズク、黒ニンニクを合わせ、魚のうま味、食感、香り、甘みの余韻を引き出しました。

北村 啓太
青森県を実際に訪れ、食材の多様性と土地の力に大きな可能性を感じました。野菜や果物が育つ豊かな環境に加え、日本海と太平洋の両方に面することによる魚種の豊富さも印象的でした。現地を知ったことで、青森県産食材を使ったメニューを考える面白さが増し、冬の食材や生産者の方々にも改めて触れてみたいと感じています。

アポテオーズ
東京都港区虎ノ門2-6-2
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 49F
03-6811-2573
日月休
https://apotheose.jp/

冷製スパゲティ―ニ
本日の青森県産鮮魚 小川原湖しじみ アスパラガス 干し帆立貝柱
「水」をテーマに、青森県産シジミを主役に仕立てた夏らしい冷製スパゲティーニ。産地視察で出合ったシジミのだしにホタテの旨みを重ね、青森の鮮魚を軽くマリネして加えました。和の印象に寄りすぎないよう、青森県産ニンニクを効かせたアーリオ・オーリオを土台に、イタリアンとしての輪郭を持たせています。アスパラガスの食感も添えた、涼やかで奥行きのある一皿です。

アニョロッティ
長谷川自然熟成豚と青森黒大蒜 とうもろこし 牛蒡 青森りんご酢
「大地」や「土」をイメージし、産地視察で印象に残った放牧豚を詰め物にしたアニョロッティ。脂と肉のバランスがよい肩ロースに青森県産黒ニンニクをアクセントとして加え、ソースとしてトウモロコシの甘みを重ねました。さらにリンゴ酢で味わいを引き締め、仕上げにごぼうチップを添えることで、青森の大地の力強さと香りを感じさせる一皿に仕上げています。

平木 正和
今回の料理は、実際に青森県の産地を訪れたからこそ生まれたものです。しじみが育つ湖の風景や、魚を扱う現場、生産者の方々のこだわりに触れたことで、食材への向き合い方がより深まりました。現地を知ることで、単に食材を使うのではなく、その土地の景色や香り、背景まで皿の上に表現したいという思いが強くなったと感じています。

アマン東京/アルヴァ
東京都千代田区大手町1-5-6 大手町タワー 33F
03-5224-3339
https://www.aman.com/ja-jp/hotels/aman-tokyo/dining/arva

玉米炸春捲
青森県産トウモロコシのはるまき
青森県産トウモロコシをふんだんに使用した、素材の甘みを生かす春巻き。中にはトウモロコシとイモだけを合わせ、やさしい甘みとほくっとした食感を引き出しています。パリッと香ばしく揚げた皮との食感の対比も心地よく、トウモロコシの瑞々しい風味を軽やかに楽しめる一品です。

豆豉醤白鶏
蒸し鶏の黒にんにくと豆豉のソース
四川料理を代表する冷菜のひとつである蒸し鶏を、青森県産食材で表現した一皿。うま味のある青森シャモロックに、黒ニンニクの深い甘みとコク、豆鼓の発酵の香りを重ね、奥行きのある味わいに仕立てています。しっとりとした鶏肉に力強いソースが寄り添い、青森県産食材の質の高さを感じられる冷菜です。

大蒜鰻魚
鰻とにんにくの豆板醤煮込み

清蒸冬瓜湯
シャモロックと冬瓜・フカヒレをじっくり蒸し上げた中華コンソメスープ

香醤三文魚
青い森紅サーモンのスパイシータルタル

山薬醤菜
青森県より届くながいもの醤油漬け

乾焼煮鮮魚
塩谷魚店さんから届く鮮魚のチリソース煮込み
~パームオイルで和えた中華麺を添えて~

紅焼獅子頭
長谷川自然牧場さんの自然熟成豚の大きな肉団子
~四川飯店伝統の正油煮込みで~

井上 和豊
青森県の食材は以前から使う機会がありましたが、今回の訪問では、生産者の方々の熱量や苦労を直接知ることができ、食材への向き合い方がより深まりました。現地に足を運ぶことで、新たな食材や可能性にも出合えたことは大きな収穫です。冬のフェアでも、青森ならではの季節の食材に改めて触れてみたいと感じています。

スーツァンレストラン陳 渋谷店
東京都渋谷区桜丘町26-1
セルリアンタワー東急ホテル2F
03-3463-4001
https://www.sisen.jp/shop/shibuya/
※3店舗とも食材の入荷状況によって使用する青森県産食材やコース内の料理が変更になる場合がございます。詳細はご予約時に店舗にお問い合わせください。

青森県は豊かな食材の産地として知られています。今回の視察では、その中でも独自の信念を持って特色ある食材を生み出す生産者の方々を訪ね、その丁寧な仕事と熱意を直接感じました。これらの食材がトップシェフの技術と感性によってどのような料理になるのか、私自身とても楽しみにしています。ぜひ皆様にも、この機会に青森の食の魅力を体験していただければと思います。