コロナ禍に突入して2年、フレンチの本場、フランスの美食は今、どうなっているのか。実際に数多くの名店に足を運び、その中から改めて注目したいレストラン6店をピックアップ。変わったこと、変わらないこと。第一線で活躍するシェフたちから、話を聞いた。
今回は、ボルドーのワイナリー「シャトー・コス・デストゥルネル」のオーナーがオープンした「ラ・レゼルヴ・パリ」。そのメインダイニングで腕を振るうのは、「ランブロワジー」でベルナール・パコー氏の右腕を務め、「サンドランス」の料理長となった、ジェローム・バンクテルシェフ。
明るい日差しが差し込む日中の店内。夜は落ち着いたゴールドの壁が、豪奢な時間を演出する。
© GrégoireGardette
ル ガブリエル
フレンチラグジュアリーを体現するホテルで、日本びいきのパンクテルシェフがつくり出す骨太のフランス料理
ブルターニュ出身のシェフだけに、ロブスターのクオリティは絶品だ。使うのは400グラム以上のもので、海水で1分間茹でてから、備長炭で4分ほど焼き上げる。
© Safran Paris
「コロナ禍で、人はよりリラックスした状態で食事をしたいと考えるようになり、カジュアルで陽気な雰囲気を好むようになった」とバンクテルシェフ。
© GrégoireGardette
次ページ:巨匠から受継ぐ哲学と職人技に、「自分らしさ」も表現したバンクテル氏の料理
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