トップシェフの皆様が2023年を代表するシェフ・注目のシェフとして名前を挙げられたシェフ=料理王国大賞受賞シェフをご紹介します。映えある第一回料理王国大賞受賞シェフはーーー。
「M.O.F.は本当に快挙。凄い。世界に発信できる日本の誇るスーパーシェフ。日本の料理界のステータスをあげるきっかけを作ってくれた。若手料理人の育成にも多くの影響がある」
「日本人初の料理部門でのM.O.F.受章は快挙であり、日本のフランス料理界の悲願。先人達の想いを形にした日本を代表するシェフとして様々な活動を通じ、フランス料理の伝統と文化を次世代へ継承している」
「日本人のシェフとして初めてM.O.F.を取られました。こんな日が来るのかと思うほど、フランス料理の料理人としては感動的に嬉しい快挙です。ここ数十年の日本のフランス料理界で一番のニュースだと思います」
「M.O.F.という類まれな称号は、次世代のシェフたちに強いインスピレーションを与えるでしょう。フランス料理、季節、テロワールとその歴史に対する彼の揺るぎない信念に対して敬意を表します。流行が押し付けられ、料理がグローバル化している今、アイデンティティと古典を守ることはとても健全なことです。また、彼がロブション氏のレガシーを受け継ぎ、若い人たちに伝えている姿にも敬服します」
「日本人初のM.O.F.受章は、次世代の日本の料理人にとって新たな可能性を示す大いなる功績であり本当に素晴らしい」
「M.OF.という類まれな称号は、次世代のシェフたちに強いインスピレーションを与えるでしょう。フランス料理、季節、テロワールとその歴史に対する彼の揺るぎない信念に対して敬意を表します。流行が押し付けられ、料理がグローバル化している今、アイデンティティと古典を守ることはとても健全なことです。また、彼がロブション氏のレガシーを受け継ぎ、若い人たちに伝えている姿にも敬服します。感動的なことです」
「名誉M.O.F.辻静雄氏に続き日本人で初となる料理部門でのM.O.F.の受章」
「日本人初のM.O.F.受章」
「日本人で初めてM.O.F.を取得された」
「日本人として初めて、料理部門でのM.O.Fを受賞されたため」
「常に進化し続けながらも、こだわりの野菜作りから料理まで追求され、今や世界でも活躍されている素晴らしいシェフ」
「地方のレストランが注目されていなかった20年以上前から少しずつ評価を高め、日本No.1のファームレストランと呼ばれ、ファームレストランというモデルを和歌山で作り、地方レストランの新たな可能性を見出された。また、独創的なスタイルと料理のオリジナリティで世界から高い評価を受けられることを証明した」
「地方のシェフの新しい発信の仕方を確立された」
「同じ和歌山出身で、昔から和歌山に帰った際にはよくお伺いさせて頂いています。常に進化し続けながらもこだわりの野菜作りから料理まで追求され、今や世界でも活躍されている素晴らしいシェフです」
「和歌山のオテル・ド・ヨシノの頃にすでに名声を得られてはいたが、老舗シェ・イノのシェフに抜擢され、古参の古賀シェフとの連携や手島シェフのオリジナリティをどのような形でシェ・イノに落としこむのか、1年経ってどう評価されていくのかが楽しみでもあるレストラン」
「グランメゾンを引き継ぎ、今一番注目している若手シェフ」
「クラブ・ドゥ・レリタージュ・キュリネール・フランセへの参加を含め、フランス古典料理の継承に尽力されている」
「とにかくインスタの更新頻度が高い。自身のスペシャリテも多くの認知度を獲得している。また料理人を集めたクラブ・ド・エリタージュ・キュリネール・フランセの発足など、料理界に影響を与えている」
「古典料理を見直し、独自の感性で料理されている」
「3ヶ月に渡る京都でのポップアップレストランの開催と成功。3年にわたるリサーチと開催地へ与えた影響の大きさが唯一無二のイベントだった」
「京都で2回目のポップアップを開催。12万円のコースが一瞬で埋まる。日本に対してここまで研究をしてくれたシェフは珍しい」
「料理に対するインスピレーションの多彩さに感銘を受けます」
「関西唯一のミシュランと世界のベストレストラン50の両方に選ばれ、関西圏の料理業界を牽引している。常に前衛的な料理を世界に向けて発信している」
「自然環境と料理をつなぐ“Cook the Mountain”プロジェクトを進化させ新しいレストランを今年オープン、早くも三つ星とグリーンスターを獲得しました。彼の料理哲学が今後のイタリア料理界に大きな影響を与えると思います」
「ミシュラン三つ星店サント・ウベルトゥスを昨年閉店し、新しい店をブルンニコにオープン。その同じ年に再度三つ星を取得」
「コロナ禍からずっと先頭に立って料理界を良い方向へ引っ張ってくれている方。自身の料理もさることながら政界や料理コンクールの審査員、SNSを通じての自身の意見をはっきりと述べ、発信し続けられている」
「料理人としての仕事だけでなく、これからの飲食業界や、職人の未来を見据えた考えを持って活動されています」
「“THE BLUE CAMP”のリーディングシェフ。自店での評判があったり、賞やランキングでの活躍だけでなく、広くは社会環境・自然環境の再構築に貢献し、さらには未来の飲食業へ次の世代が希望を持てるよう若い人たちに伴奏している姿は何よりも尊い行動だと、飲食業を生業にするものとして、心から感謝と敬意を送らせていただきます」
「Chefs for the Blueでの活動を通して、常にレストラン業界全体の為に尽力していただいている。また障がいや病気をもつ子供たちの家族が共にレストランを楽しめる企画を実行されている」
「日本のベストレストラン、アジアベスト50の功績が素晴らしいと思います」
「Best50での快進撃は非常に驚きました」
「生態系や文化人類学の研究機関を作り、ガストロノミーに取り入れる取組が評価されたことは料理人の新しい可能性を広げたと思います」
「世界のベストレストラン50で南米初の1位にランクインし、彼唯一のペルー料理を創り出し、現在の料理界のトレンドの流れに多大な影響を与え世界中を魅了している」
「年末にオープンしたGohGanは、単なるファインダイニングだけではなく、気楽に食体験ができ、そこからコミュニティを作り出されている。レストランの新しい形だなと思いました。剛シェフは今年も、国内外のイベントでも大変活躍されていました」
「地方から世界に発信するレストラン。人を惹きつける人間力も魅力」
石川秀樹/神楽坂石かわ
「新しい店舗を次々と立ち上げ、この難しい時代に全店満席にしている」
飯塚隆太/レストラン リューズ
「今後、フランス料理業界のリーダーになる存在」
石井真介/シンシア
「“THE BLUE CAMP”のリーディングシェフ。自店での評判があったり、賞やランキングでの活躍だけでなく、広くは社会環境・自然環境の再構築に貢献し、さらには未来の飲食業へ次の世代が希望を持てるよう若い人たちに伴奏している姿は何よりも尊い行動だと、飲食業を生業にするものとして、心から感謝と敬意を送らせていただきます」
河崎芳範/KAWASAKI
「その土地の力と、本来の自然との繋がりを皿の上に表現するシェフとしては河崎さんほど徹底している人は見たことがなく、日の出と共に自ら仕留めたジビエと、その続きで収穫に行ったその日使う分だけの野菜を収穫し、ランチ、ディナーも全てワンオペでこなすという超人的なこだわり。自然を知らないとできない環境を考慮した猟を学びながら、それをお客様にやさしい姿でサービスする姿は特筆もの。世界中が環境を話す現代において、情報を自然からのみ受けて自力で集約し、伝え続けている人はまれだと思う」
片山城/心根
「料理人の表現で一番大切なものは、料理そのものであることに異論を唱える人はいないとおもいます。しかし、それだけで全てを語ることが出来ないことも事実だと思います。食事をする時間と空間の構築、料理人が料理を含めてお客様に伝えたいメッセージ性があるのか?片山城さんの仕事からは、その問いかけがひしひしと伝わってきます」
川手寛康/Florilege
「フロリレージュ第三章、本当にすごいなと思います。第一線で活躍してなお新たなステージへ高みを求める姿には、料理人として勇気をいただけます。東京のど真ん中で、川手シェフの考えるサスティナビリティや野菜料理をどんなふうに表現するのか、とても楽しみです」
桑木野恵子/里山十帖
「彼女は日本が長い間待ち望んでいた女性像だと思います。彼女は全世代のロールモデルとなる資質をすべて備えています。彼女の作品は類まれな知性にあふれ、大地、人々、時間、そして物事の本質を理解しています。彼女の料理は自由で繊細。過去への敬意と未来への展望が同居している。私は彼女の仕事哲学と人々との関係が大好きです」
児玉智也/アシッド ブリアンツァ
「フレンチをベースにモダンノルディックを取り入れた新しいジャンルに挑戦しており、自分が活躍できるフィールドを見つけたシェフとして注目している。料理も独自性が高く成長が楽しみな若手」
坂本健一/チェンチ
「“THE BLUE CAMP”のリーディングシェフ。自店での評判があったり、賞やランキングでの活躍だけでなく、広くは社会環境・自然環境の再構築に貢献し、さらには未来の飲食業へ次の世代が希望を持てるよう若い人たちに伴奏している姿は何よりも尊い行動だと、飲食業を生業にするものとして、心から感謝と敬意を送らせていただきます」
佐藤伸一/Blanc
「日本人シェフでパリにおいて初めて2星を取り、1~2年の間には3星をとるであろうと期待できる」
鈴木 夏暉/Restaurant Naz
コメントなし
谷口英司/レヴォ
「富山の食材のみならず、地域の工芸や特色を生かし、生産者や職人と繋がり、山奥で作り上げるオーベルジュは他にないと思います。
日本でも各地方でクオリティの高いオーベルジュが増える中でも飛び抜けていて、これからの日本のオーベルジュのあり方を大きく示し、変えていく存在になっています」
田原諒悟/logy
「海外から台湾、日本の素晴らしさを料理を通して伝える料理人」
田中穂積/ひまわり食堂
「自由な発想でクリエイティブな地方料理を発信している」
中村 俊徳/旬華なか村
「ミシュランガイド2024年のNEWセレクションに選出」
中村英利/明寂
「開店以来、新しい料理、新しいアプローチに挑戦している」
中東篤史/そ、かわひがし
「京都の伝統的な鯖街道を活性化させるために、地道に活動されています。
お父様譲りの心眼とグローバルな行動力は、今後の日本料理界を引っ張る力があると思います」
生江史伸/レフェルヴェソンス
「料理ももちろんですが、環境問題などについての活動は決してプロモーションではなくもっと本質にあります。お料理も決して奇をねらったものではなく、きちんとトラディショナルをリスペクトしているもので軽い気持ちで日本的なもの、例えばお抹茶などを扱っているのではありません。そうした彼のお店をきちんと評価しているミシュランなども大変好感が持てます。決して新しいものだけ、を評価していないところに」
能田耕太郎/FARO
「ここ数年の彼の仕事ぶりには目を見張るものがあります。彼は困難な道を選び、明日のガストロノミーに新たなスタンダードを見出すことに成功しました。私たちは皆、彼のアプローチ、信念、勇気から学ぶべきものがあると思います。彼は未来への挑戦を意識しており、自分の才能を活かして変化をもたらそうとしています。技術的には、とても力強く、革新的でわかりやすい。私にとっては、近年で最も印象が強いテーブルです」
西原理人/白(つくも)
「京都吉兆での長期にわたる修行後、更に高みを目指す技術を身に着けるために手打ちそばを修行。自身にとってもプロジェクトとしても初となるニューヨークにて精進料理店、”嘉日”の立ち上げの料理長として渡米し、ミシュラン2つ星をとる。その後も海外経験を続けた後、奈良の地に”白”を開店。さらに2つ星を取りながら、ありそうでなかった奈良の地の歴史、文化、風土を掘り下げた料理を模索し続ける。文化の継承を伝統を続けることに執着しがちな日本料理の意味や神髄を理解した上で新しい境地を切り開き続けている姿は、後世の見本となる、本当の意味での伝統を作り続けている稀なシェフの一人だと思う」
橋場俊二/鮨しゅんじ
「齋藤氏から基礎をしっかりと学び、独立して自らの新境地を開こうとしている。若手の鮨職人で一番だと思う」
春田理宏/クローニー
「積極的に今年は海外のシェフとコラボをしていた」
日高良実/アクアパッツァ
「いろいろな活動を通して後進を紹介し、飲食業界を盛り上げている」
前田元/モトイ
「“THE BLUE CAMP”のリーディングシェフ。自店での評判があったり、賞やランキングでの活躍だけでなく、広くは社会環境・自然環境の再構築に貢献し、さらには未来の飲食業へ次の世代が希望を持てるよう若い人たちに伴奏している姿は何よりも尊い行動だと、飲食業を生業にするものとして、心から感謝と敬意を送らせていただきます」
槙 紫音/現代茶寮 銀座風月堂
「20代後半の若さでクラシックをベースとしながらも新しさを感じる新進気鋭のシェフ。 またSNS等での発信力や企画力があり、今年8月に現職に就任するまでは一流店に勤めながらレンタルスペースで毎月1日限定のディナーを開催するなど精力的に活動する、まさ次世代を代表する存在」
森永 宣行/Droit
「「フランス料理」が注目された年の中で、活発に活動され、フランス料理のシェフとしてご活躍、注目が集まった方であると思うから」
村田吉弘/菊乃井
「今もなお業界を引っ張るその姿勢にただただ尊敬致します。村田さんとの会話で、『店が儲かったらええ時計とかええ車なんか買わんと、業界のために還元するべきや』というお言葉に感銘を受けました」
山本征治/日本料理龍吟
「常に日本料理の改革を試みるトップランナー」
吉田能/CIRPAS
「SNSとリアルを繋ぎ、ガストロノミーの魅力を広く伝わることに貢献した」
渡邉幸司/渡辺料理店
「門前仲町で確かなフランス料理の自由な楽しみ方を提案されていて、オープン以来予約の取れないお店としてたくさんのお客様に支持されています」
渡辺雄一郎/ナベノ-イズム
「今後フランス料理業界のリーダーになる存在」
三國清三
「昨年末に37年営業した四谷のレストランを閉め、来年 新たな自店開店を公表しているが、年末に出来る麻布台ヒルズの500席 1000坪のレストランのプロデュースをするなど、古希を目前にしながら益々元気に活動されて、どこまで突き進むのか気になるところである」
マウロ・コラグレコ
「サスティナブルと料理のクオリティを同時に世界最高峰の位置まで高めたMirazurのマウロシェフが日本でどのようなレストランを出店するのか話題になった年だったと思います。今後の日本のレストランシーンにどのような影響を与えるのか注目しています」
「料理王国大賞」「2023年のキーワード」「2024年のトレンド予測」のいずれかの設問にご回答を頂いた方々です。
飯塚隆太
レストラン リューズ
池尻綾介
マ・キュイジーヌ
石井真介
シンシア
石井義典
オーベルジュ ときと
糸井章太
オーベルジュ オーフ
井上勝人
シェフズ・テーブル バイ カツヒト イノウエ
今橋英明
レストラン ローブ
ヴィルヒリオ・マルティネス
セントラル
奥田透
銀座 小十
奥田政行
アル・ケッチァーノ
加藤順一
ラルジャン
金子優貴
シリーズ
神田裕行
日本料理 かんだ
岸田周三
カンテサンス
栗田雄平
銀座レカン
桑木野恵子
里山十帖
小泉瑚佑慈
虎白
笹島保弘
イル ギオットーネ
信太竜馬
レラン
高尾僚将
タカオ
谷口英司
レヴォ
田村亮介
慈華
手島純也
シェ・イノ
中村和成
ラ・ボンヌターブル
中村有作
コケ
生江史伸
レフェルヴェソンス
樋口宏江
志摩観光ホテル
平木正和
アマン
平田明珠
ヴィラ・デラ・パーチェ
福田耕平
メッツゲライササキ
星野晃彦
ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座
本多哲也
リストランテ ホンダ
マウロ・コラグレコ
ミラズール
前田元
レストラン モトイ
松尾英明
柏屋
松本一平
ラペ
マッシモ・ボットゥーラ
オステリア・フランチェスカーナ
三國清三
米田肇
ハジメ
リオネル・ベカ
エスキス
レネ・レゼピ
ノーマ
渡辺雄一郎
ナベノ-イズム
photo:Yasutaka Hoshino, Makoto Ito, Hiroyuki Takeda, Amy Tang, Katsuo Takashima, Masakatsu Ikeda, Gustavo Vivanco, Shuji Nitta
協力:Ryoko Sato