食の未来が見えるウェブマガジン「料理王国」

【永久保存版】平成食の記憶VOL3〜平成7年 田崎真也さん世界一のソムリエに


平成7年(1995)
田崎真也さん 世界一のソムリエに!

バブル景気が過ぎ去った平成6(1994)年頃になると、安価なワインが市場に出回るようになり、庶民にとってワインは〝高嶺の花〞ではなくなった。その上、田崎真也さんが「第8回 ASI世界最優秀ソムリエコンクール」で世界一のソムリエに選ばれ、ブームは加速。赤ワインに含まれるポリフェノール効果にも注目が集まり、日本のワイン市場は、爆発的に拡大した。さらに平成22(2010)年を過ぎる頃になると、国産ワインの品質が向上。国産ブドウで造った「日本ワイン」が評価されるようになり、「甲州」と「マスカット・べーリーA」が、国際ブドウ・ワイン機構にワイン用ブドウとして登録された。また、アメリカやチリ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチンといった「ニューワールド」と呼ばれる生産国のワインも人気に。自然志向の高まりから「ビオワイン」に注目が集まるようになり、ワインが本来持つ多様性が広まってきている。平成の終わりには、料理とワインのペアリングがスタンダードになり、「アンディ」(神宮前)の大越基裕さんや「スブリム」(麻布十番)の山田栄一さんなど、ソムリエがオーナーを務めるレストランも注目されるようになった。こうしたトレンドも、平成のワインブームと無関係なことではない。

A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール
国際ソムリエ協会(A.S.I.)が3年に1度開催するコンクール。加盟55カ国から各1名、加えて各大陸大会優勝者(ヨーロッパ、アメリカ、アジア・オセアニア)3名、計60名(オブザーバー参加含む)が出場する。田崎さんが世界一になって以降、日本人は世界一になっていない。

平成で4回起こったワインブーム
昭和62~平成2(1987‐1990)年 高級輸入ワインブーム
平成6(1994)年 低価格ワインブーム
平成9~10年(1997‐1998)年 赤ワインブーム
平成24~現在(2012)年 ニューワールド・国産ワインなど

本記事は雑誌料理王国2019年3月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は 2019年3月号 発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


SNSでフォローする