【ロットチェント】特製の麺を使った自慢の一品「辛めのアラビアータ」


「アラビアータ」は別名「怒りん坊のパスタ」とも言われる料理。辛さで顔が真っ赤になるのが怒った顔のようだから、という説がある。東京・日本橋にある「ロットチェント」では、この「辛めのアラビアータ」が人気だ。美味しい辛さの秘密は、「バーズアイ」と呼ばれるイタリア産唐辛子。キレのある辛みとうまみが爽快な後味を生む。渡辺政彦シェフによると、アラビアータを美味しく作るには、3つのポイントがあるという。唐辛子の辛みとトマトのフレッシュさ、そして、にんにくの火入れだ。粗みじん切りにしたにんにくを唐辛子と一緒にオリーブオイルに入れ、弱火でじっくりと、水分を飛ばすように加熱する。最初にしっかり香りを出し切ることが味の核になるそうだ。そこにトマトソースを加えてさっと煮立たせ、粗めに刻んだイタリアンパセリを合わせたら出来上がり。トマトソースがない場合は、市販のトマトピューレに、みじん切りにして炒めた玉ねぎを入れて使うのがおすすめ。小気味よい辛さのアラビアータに使うのは、弾力があって歯切れがよく、小麦の味が感じられる特製の麺「カラヒグ麺」。ローマのパスタ、トンナレッリのような太麺だ。コクがありながらもフレッシュですっきりした辛みのソースと、麺のうまみが相まって、おかわり必至の一品だ。

フレッシュで果実感のあるジュースのようなトマトソースとイタリア産唐辛子の刺激のある辛みがマッチして、キレのある爽やかな味わいに

渡辺 政彦さん

ロットチェント
東京都中央区日本橋小網町11-9 ザ・パークレックス小網町第2ビル1F
TEL 03-6231-0831
ランチ 11:30~14:30(L.O.13:30) ディナー 17:30~22:30(L.O.21:30)
定休日:無休
http://www.lottocento.tokyo

本記事は雑誌料理王国317号(2021年8月号)の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は317号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


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