パスタクイズ①歴史・知識編


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歴史・知識篇

Question

Q.01 イタリアには数知れず多様なパスタがあるが、およそ何種類と言われる?
①300 種類以上 ②500 種類以上 ③800種類以上 

Q.02 クリント・イーストウッド主演映画「荒野の用心棒」に代表される“イタリア製西部劇”を、英語ではなんと言う?
①スパゲッティ・ウエスタン ②マカロニ・ウエスタン ③マッケローニ・ウエスタン

Q.03 イタリアで、パスタを「アルデンテ」で食べるようになったのはいつから?
①古代ローマ時代 ②ルネサンス期 ③現代

Q.04 イタリアではその昔、パスタを手づかみで食べていた。フォークで食べる習慣が庶民に広まったのはいつから?
①11世紀 ②15世紀 ③19世紀

Q.05 スパゲッティをたくさん生産している地域はどこ?
①ミラノ ②ローマ ③ナポリ

Q.06 年間にひとりが食べるパスタの量は、イタリアが25.3kg、アメリカが8.8kg。では、日本はおよそ何kg ?
①10kg ②5kg ③2kg

Q.07 日本で最初にパスタが工場生産されたのは明治10年代。長崎にやってきた外国人宣教師の指導によるものと言われる。どの国の人?
①フランス ②ポルトガル ③アメリカ

Q.08 ロングパスタの上品な食べ方とは?
①スプーンで支えて食べる ②ナイフで短く切りながら食べる ③フォークに少量だけ巻きつける

Answer

A.01 ②500種類以上/似たような形状でも土地によって名称や材料が微妙に異なるものもあり、実数はつかめないが、500~600種は優にあると言われる。

A.02 ①スパゲッティ・ウエスタン/日本で使っている「マカロニ・ウエスタン」は、和製英語。アメリカで「スパゲッティ~」と名づけられた西部劇を日本に輸入する際、言いやすくて馴染みのあるマカロニに換えて広めたことによる。

A.03 ③現代/意外や、昔はロングもショートもシートも、パスタは柔らかくゆでて食べるものだった。歯ごたえを求めるようになったのは、20世紀に入ってから。食文化の進化というところか。

A.04 ③19世紀/貴族の食卓では11世紀にフォークが登場したが、この時代は先端がとがった2本歯や3本歯。現在のような4本歯が生まれたのは19世紀初頭で、庶民階級にまで広がったのはイタリア統一(1861年)の頃と言われる。

A.05 ③ナポリ/高温で乾燥した南部の気候が乾燥パスタの生産に向いていたことから、スパゲッティやマカロニなどのパスタ工場がナポリ周辺にたくさん作られ、今も大生産地となっている。

A.06 ③2kg /正確には2.2kg(2015年調べ)。トップのイタリアにはとうてい及ばず。

A.07 ①フランス/キリスト教の布教で長崎に赴任した仏人マルコ・マリー・ド・ロ神父が地元民の貧しい暮らしを助けるため、明治16年頃にさまざまな施設を建設。織物、醤油、パンなどを生産する授産場やマカロニ工場があった(現在、国指定重要文化財)。これが日本で第1号のパスタとされる。

A.08 ③フォークに少量だけ巻きつける/一時期、日本のレストランでスプーンを添える食べ方が流行ったが、イタリアではごく一部の地域や子供、高齢者などが使う程度。フォーク1本で少しずつ巻いて食べるのがスマート。

クイズ作成と解説 夏目寛子

本記事は雑誌料理王国2020年8.9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は2020年8.9月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


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