料理人2人がテイスティング!プラントベースミルクとの付き合い方




森枝 アーモンドミルクは、ゴマペーストの延長線上でどこまで広げられるかですよね。となると、もっとも身近な使い方は担々麺かもしれない。ラー油を垂らして、ほうれん草などの野菜と合わせたら、みんなが喜ぶ味になりそう。

──続いてアーモンド以外のナッツのミルクです。

森枝 「EcoMil 有機カシューナッツミルク」と「EcoMil 有機ヘーゼルナッツミルク」は、お菓子に使うならいいのかも。ゼラチンで固めてバナナやマンゴーをのせたらおいしいと思う。

井口 スムージーのベースとしても良さそう。

森枝 「137ディグリーズ ウォールナッツミルク」も「137ディグリーズ ピスタチオミルク」も、この137シリーズはおいしいですね。成分表示を見ると、ピスタチオの方にはカシューナッツやひまわり油が、ウォールナッツの方にもひまわり油やココナッツミルクが入っている。だから137シリーズは、味のデフォルメのしかたが自然で上手なのかもしれないですね。

column
市場でのアーモンドミルクの成長と拡大

様々なプラントベースミルクがある中で、既に成熟した市場である豆乳以外で着目したのが、牛乳・豆乳に次ぐ第3のミルクの中でも成長株と目されるアーモンドミルク。2013年に日本に登場して以来、2015年には25億円を突破し市場に定着。2018年には約50億円にまで到達し、2019年は前年比で販売量30%増、販売金額24%増と拡大を続ける注目の市場だ。
食の多様化や健康志向が高まる中で、低糖質でコルステロール0。食物繊維、ビタミンEも豊富なアーモンドミルクは、健康や美容の面でも注目だ。


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