2024年10月7日
カウンターから覗く、備長炭の焼台で香ばしく焼き上げられる魚たち。ジュージューと音を立てながら、染み出る脂に、旬の魚が持つ魅力を再確認する。「ちゃんとした和食を気軽に食べていただきたい」。主人の瀧下雅博さんがこの店を開いてすでに11年。麻布十番商店街の入り口というロケーションも申し分なく、昼夜を問わず、旨い魚を求めて多くの人が集まる和食店だ。
「自然に勝るものはない」。件の魚は和食ひと筋に歩んできた瀧下さんのお眼鏡にかなった逸品ばかり。築地はもちろん漁港より直送されるものも多く、同じ焼物でも、日や季節によって魚種の変わる、それぞれの持ち味を活かす技術が光る。定番は「やわらかく、まろやか」な沖縄・野甫の天日塩でシンプルに味わう塩焼きだが、脂の甘味が際立つ魚なら、自家製の醤油だれが芳しい柚香焼きも美味。刺身のほか、煮物や揚物も魚介が中心で、夜のおまかせコースでも5000円という価格設定も魅力的だ。
「敷居の高い店で緊張しながら食べるのではなく、かといって居酒屋でお茶を濁すのではなく」正統派の和食が楽しめる幸せ。本当のおいしさをきちんと知っているだけで人生は豊かになる。そんな事実を教えてくれる、普段使いの名店だ。
主人 瀧下雅博さん
1959年神奈川県生まれ。地元は平塚。釣りはもちろんダイビングやサーフィンなど、私生活でも海に親しみ、海への深い愛から料理人を志す。学校卒業後、「甘さを断ち切るため」、あえて西へ。京都の名店「たん熊」で修業。その後は赤坂「魚新」を経て、表参道「やんも」では立ち上げから参画し、2001年に「旬の味 たき下」を開店する。
料店名(フリガナ) | 旬の味 たき下(シュンノアジ タキシタ) |
料理ジャンル | 和食 |
所在地 | 東京都港区麻布十番2-1-11 小島ビル1F |
路線 | 東京メトロ南北線 麻布十番駅 徒歩1分 都営大江戸線 麻布十番駅 4番出口 徒歩1分 |
お問い合わせ | 電話:03-5418-4701 |
営業時間(ランチ・ディナー) | ランチ 11:30~14:00(L.O.) ディナー 17:30~22:00(L.O.) |
定休日 | 土曜日 |
オープン年月日 | 2001/06/01 |
使えるクレジットカード | JCB/VISA/Master Card/アメリカン・エキスプレス |
サービス料/総席数 | 10%(夜のみ) / 24 席 |
シチュエーション | 結婚式二次会/デート/一人でも気軽に/パーティ/接待・会食/記念日/お子様OK/女性同士のランチ |
設備 | 喫煙可/駅から徒歩3分以内/カウンターあり |
サービス | ランチ営業あり |
アクセス(MAP) |