2024年10月7日
魚の活〆や熟成方法など、日本料理の技を海外に広め、パリのトップシェフをも驚嘆させてきた奥田さんだが、「肝心の日本人が和食の魅力に気づいていない」と嘆く。この解決が急がれる課題。奥田さんがコロナにもへこたれないのは、今後の日本料理界の設計図をひくことに夢中だからなのだ。
個性的な器とのコラボレーションも奥田さんの楽しみのひとつ。最近では「料理を盛るスペースがないじゃない」と思わずつぶやいてしまうような、加藤委さんの器の斬新さが気に入っている。