シェフに聞く、料理王国アカデミーサロン ~ vol.10 カリナリーセミナー レポート 池尻綾介シェフ(マ・キュイジーヌ)   


美味しい料理を作るために日々、研鑽を重ねているのはシェフも料理家も同じ。
しかし、シェフが飲食店でゲストに料理を提供するのと、料理家が家庭料理のコツを教えるのでは異なる視点が必要だ。
そこで、生産者、トップシェフ、料理家の三者の交流を進め、互いに刺激し合い、ともに料理業界を盛り上げる—–
そんな新しいコミュニティを構築するためにスタートした企画が「料理王国アカデミーサロン」だ。
今回は同サロンの会員が集い、シェフの技術を学ぶ「料理王国ACADEMY Culinary Seminar」の様子をレポート。

5月24日、東京・門前仲町の「アトリエ カフネ」で、「第2回料理王国アカデミーサロン カリナリーセミナー」が開催された。講師は、「東京でフランスの郷土料理を気軽に楽しめるレストラン」として知られる西麻布「マ・キュイジーヌ」の池尻綾介シェフ。料理人の間でも人気が高く、足繁く店に通う同業者も多いという、プロが認める料理人のひとりだ。

ただ、料理に対する姿勢はかなり柔軟な印象。2時間の講習会のなかで「そんなにきちんとやらなくても大丈夫」という言葉が、幾度となくシェフの口からこぼれ、参加者たちの笑顔を誘っていた。


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