里山の自然や歴史、豊かな食文化を多彩な食感や香りでのびやかに表現 Auberge “eaufeu” 23年8月号


清らかな川が流れる小松市の山間、観音下(かながそ)町で廃校がオーベルジュに生まれ変わったのは、約1年前。縁(ゆかり)のないこの場所にやってきた31歳のシェフがスタッフと共に住人や生産者、職人、工芸作家達と向き合いながら進化させている里山テロワールが、注目を浴びている。

※7月6日(木)発行の最新号、「料理王国」8月号の特集「オーベルジュ進化系」内、P16の記事内に掲載の「観音下」ルビ表記に誤りがございました。お詫び申し上げるとともに、以下の通り訂正させて頂きます。 (誤) かながぞ (正) かながそ

「1年間やってきて、ようやく季節がひとまわりしました」。開業からシェフを務める糸井章太さんは、楽しそうに語る。「ここは、山間だけど意外と海も近いし、白山の伏流水に恵まれています。山に入れば、山菜やキノコがあるし、近隣を歩いているだけで、野草や花を見つけることができます。近くには無農薬で様々な野菜やハーブを作る生産者さんもいて、本当に食材の宝庫なんです」


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text: Takako Tsuguma photo: Naoki Mizuno

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