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インポーターが太鼓判!イタリアディープ食材大集合(後編)


現在、日本には驚くほどたくさんのイタリア食材が入ってきています。
しかし、実際に知られたり使われたりしているのは、まだまだ一部。
そこで、イタリア貿易振興会をはじめ、イタリア食材に強いインポーター、小売店にきき、各地にある、これから注目のイタリア食材20点を教えていただきました。

F トスカーナ州
11.アンティーカ・ジャンドゥイア・ピッカンテ
G マルケ州
12. 古代エンマー小麦 全粒粉パスタ(フジッリ)
H アブルッツォ州
13. レモンオイル
14. スファッラータ
I プーリア州
15. ブッラータ
J カラーブリア州
16.ミルトミエーレ・リキュール
K シチリア州
17. コラトゥーラ・ディ・アリーチ
18. ケイパーの塩漬け
L サルデーニャ州
19.ミネラルウォーター
20.ウナギのアッフミカーティ

前編で紹介した10商品はこちらの記事をご覧ください。

https://cuisine-kingdom.com/italian-food1

11. [トスカーナ州]
アンティーカ・ジャンドゥイア・ ピッカンテ Antica gianduia piccante
ヴェストリ

付属の金のスプーンですくって食べる、クリームタイプのチョコレート。そこにカラーブリア州産のトウガラシをごく微量加え、ピリッとした刺激を加えた。フルーツに添えるソースに、コーヒーに入れたりしても使える。中米サント・ドミンゴにカカオ農園を所有し、オーナー自ら種まきから収穫まで行う。

12. [マルケ州]
古代エンマー小麦 全粒粉パスタ(フジッリ) Pasta di faro al 100% (Fusilli)
プロメテオ

健康志向、アレルギー対策を考慮して、近年注目されているのが、オーガニック小麦を使ったパスタ。プロメテオは自社で管理する1万年来の古代エンマー小麦の種を契約農家に供給、伝統的な栽培法により、粉作りから注力。そうしてできた粉を石臼挽きにし、水だけで練り上げてパスタを製造する。

13. [アブルッツォ州] レモンオイル Condimento al limone a base di olio extra vergine di oliva
レ・ロッケ

マイルドな味わいのエクストラヴァージンオリーブオイルを使った、レモン味のオイル。オリーブの実とレモンを皮ごと、一緒に圧搾することで、オリーブオイルとレモンが見事な一体感をなす。フルーティなオリーブオイルと爽やかなイタリアンレモンの香り、そしてあとからほどよい皮の渋味がやってくる。

14.[アブルッツォ州]
スファッラータ Sfarrata
ジャコモ・サントレーリ

スファッラータはスペルト小麦、大麦、レンズ豆、ヒヨコ豆のミックス。生産者のジャコモ・サントレーリ氏は、身体によい食品を作ることをポリシーとしており、小麦の古代品種であるスペルト小麦をはじめ、穀物はすべて無農薬栽培。この穀物ミックスはゆでてそのまま食べても、フリッターの衣やリゾットに加えてもよい。

15.[プーリア州]
ブッラータ Burrata
ルイジ・グッファンティ

ジューシーかつもちもちした食感のあるチーズ。中を割ると繊維状になっている変わり種。というのも、通常、チーズはカードを脱水成形し固めて作るが、ブ ッラータの場合は、固めるのではなくこねたりのばしたりして、生クリームと一緒に巾着状に丸めるという、めずしい製法をとっているから。イタリアではセコンドとして食される。

16.[カラーブリア州]
ミルトミエーレ・リキュール
MirtoMiele 
ガッティ・リーベロ・ディ・ジョヴァンニ・ガッティ

自然農法に基づいて栽培された自社農園の自生種のフルーツを、純度の高いアルコールに浸漬して造られたリキュール。ミルトは、日本語でギンバイカと呼ばれるフトモモ科の果物。この果実を天然ハチミツとともにリキュールにしたのがこれ。スパイシーな味わいと豊かな香りがある。余韻が長く、消化を助けるので、食後酒に好適。

17.[シチリア州]
コラトゥーラ・ディ・アリーチ
Colatura di alici 
スカーリア

コラトゥーラ・ディ・アリーチとは、塩漬けのカタクチイワシの濾過液、つまり魚醤のこと。スカーリアでは、シチリア島の南岸、シアッカの港で水揚げされたイワシを使用。工場は港から数分の場所にあり、水揚げされたイワシはその日のうちに加工される。頭、尾、内臓などをていねいに取り除いて造られ、生臭みがなく、繊細な味わい。

18.[シチリア州]
ケイパーの塩漬け Capperi serragghia
ガブリオ・ビーニ

シチリアのパンテッレーリア島で無農薬栽培されたケイパーを、フランス・ゲランド産のフルール・ド・セル(塩)で漬けたアイテム。通常、ケイパーは酢に漬けるが、塩漬けすることで、ケイパーそのものの味や香りを閉じ込める。カリッとした食感と独特のフルーティな香りがある。使う時は塩抜きをせず、塩の調味料としてそのまま使うのがよい。

19.[サルデーニャ州] ミネラルウォーター Acqua minerale 
サン・マルティーノ

長寿の島、サルデーニャ産の水。非常に豊富なミネラルを含み、硬度が高いにもかかわらず、身体に染み込むように飲める。それは、理想に近いミネラルバランスを持ち、かつ高い伝導率が示すように豊富なミネラルがイオン化されているので、素早く身体の細胞に吸収されるからである。豊富な重炭酸塩が消化を促進し、料理、ワインの味を引き立てる。

20.[サルデーニャ州]
ウナギのアッフミカーティ Anguilla affumicati
サルダ・アッフミカーティ

アッフミカーティとは燻製のことで、ウナギのスモ ークはイタリアでもユニークな食材。このアイテムは、名水の地として知られるサルデーニャ州ブッゲ ールで、4年の歳月をかけて育てられた若ウナギを使用し、島の伝統的なハーブと天然木チップでスモ ークして作る。味付けは自然塩のみ。優しく丸みのある味と香りを持つ。


本記事は雑誌料理王国第200号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は第200号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


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