ゴールデンルールに則って、カレーをデザインすることも。
例えば黄色いカレーをつくるとする。その場合にはタマネギの炒め色を浅めに仕上げ、赤みの要素になるトマトは使わない。また、スパイスはホールなら色は付かないが、パウダーは色が付く。黄色のターメリックを強調させるために、黒や赤のスパイスは使わないか、もしくはホールスパイスとして使う。このようにゴールに合わせてカレーをデザインすることも可能だ。
材料(4人分)
植物油 ー 大さじ3
はじめのスパイス(ホール)
・マスタードシード ー 小さじ1
・フェヌグリークシード ー 小さじ1/4
ニンニク(みじん切り) ー 1片
ショウガ(みじん切り) ー 1片
タマネギ(くし形切り) ー 大1個
中心のスパイス(パウダー)
・コリアンダー ー 大さじ1
・ターメリック ー 小さじ1
・クミン ー 小さじ1
・グリーンカルダモン ー 小さじ 1/2
塩 ー 小さじ1強
砂糖 ー 小さじ1
水 ー 250ml
にんじん(小さめのひと口大に切る) 1/2本
じゃがいも(ひと口大に切る) ー 1個
カリフラワー(小房に分ける) ー 1/2個
生クリーム ー 100ml
レモン汁 ー 大さじ1弱(12ml)
作り方
1. 鍋に植物油を注ぎ中火で熱し、はじめのスパイスを加えてふたをし、マスタードシードが弾け終わるまで炒める。
2. ニンニクとショウガを加えて炒め、タマネギと塩を加えてふたをし、イタチ色になるまで蒸し煮にする。[A]
3. 火を弱めて中心のスパイスを加えて炒め合わせる。[B]
※1〜3までがカレーの素
4. 3に水を注いで煮立て、にんじん・じゃがいも・カリフラワーを加えてふたをして、弱火で20分ほど煮込む。
5. ふたを開けて生クリームを加えて5分ほど煮る。レモン汁を混ぜ合わせる。[C]
作り手
伊東盛 (東京カリ~番長リーダー)
トマトも肉類も使わないため、うま味を何で補うか?がこのカレーのポイント。工程の最後に加えた生クリームがうま味になります。
text 水 亨一 photo 八田政玄
本記事は雑誌料理王国2020年6・7月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は2020年6・7月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。