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見た目も美しい!「ほうれん草のカレー」 レシピ


答えは自分の中にある。例えば使う塩の「小さじ1」問題。

「おいしい」と感じる塩分濃度は人それぞれで異なる。「カレーのOS」的にはカレーの適正な塩分濃度は「1.0%~1.05%」だ。仮に「1.0%」だとして、4人分のカレーの分量は「800g」に設定しているから、塩は「およそ8.0g」となる。いっぽう「カレーのOS」では、4人分のカレーを作るときの塩分量の基準を「小さじ1」としている。レシピを参考にカレーを作る読者の使い勝手を考えれば、 グラムで表記するよりもいい。しかし、22種類の塩を小さじ1杯ずつ計量すると、最も重い塩が「5.8g」で軽い塩が「2.0g」。塩によって重さにかなり差がある。つまり「小さじ1」 とレシピに書いたとき、作る人によってカレーに入る塩分濃度には驚くほどの違いが出てしまう。「小さじ1=5.8g」の塩で800gのカレーを1.0%の塩分濃度にしようとしたら、「小さじ1.38」の塩が必要になる、というわけで、ほうれん草のカレーの塩は敢えて「小さじ1強」と記載した。

ほうれん草のカレーレシピ

材料(4人分)

ほうれん草 ー 25束 (2袋・400g)
ディル (あれば) ー 1房
青唐辛子(あれば) ー 4本
マスタード油(なければ植物油)ー大さじ3
はじめのスパイス(ホール)
・クミンシード ー 小さじ1
・レッドチリ ー 4本
ニンニク(みじん切り) ー 2片
タマネギ(みじん切り) ー 中1個
ホールトマト ー 200g
中心のスパイス(パウダー)
・ガラムマサラ ー 小さじ1
・クミン ー 小さじ1
・フェンネル ー 小さじ1
・コリアンダー ー 小さじ1
塩 ー 小さじ1強
コーンスターチ ー 大さじ1
じゃがいも(ひと口大に切る)ー大1個(200g)
バター ー 20g
レモン汁 ー 1個分
はちみつ ー 大さじ1
仕上げのスパイス
・ショウガ(千切り)ー 2片

下準備

じゃがいもは水から茹でておく。ほうれん草を冷水でさっと洗い、熱湯を入れた鍋に根の方から入れ、青唐辛子を加えてほうれん草がくたっとするまで煮込む。ざるに上げて粗熱を取り、ディルと一緒にフードプロセッサーでペーストにしておく。

作り方

1. 鍋にマスタード油を注ぎ中火で熱し、はじめのスパイスを炒める。
2. ニンニクを加えて黄金色に色づくまで炒め、タマネギを加えて濃いタヌキ色もしくはヒグマ色になるまで炒める。
3. ホールトマトを加えて水分を飛ばすように炒める。
4. 中心のスパイスと塩、コーンスターチを加えてさっと炒める。[A]
※1〜4までがカレーの素

[A] カレーの素
[B]

5. じゃがいもとほうれん草ペーストを加えて煮立て、バターとレモン汁、はちみつを混ぜ合わせ、中火で5分ほど全体がねっとりするまで煮る。[B]
6. 仕上げのスパイスを加えて混ぜ合わせる。

作り手
水野仁輔(カレー OS /カレープレイヤー)

2020年5月中旬に発売される新刊「スパイスカレードリル」のメインコンセプトは“レシピでは伝えられないこと”。

text 水 亨一 photo 八田政玄

本記事は雑誌料理王国2020年6・7月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は2020年6・7月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


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