料理王国2025年10月号 日本料理 再発見


日本料理 再発見

料理は常に変化し、外からの刺激や社会の動きを映し続けている。長い伝統を持ち、文化として確立しているように見える日本料理も例外ではない。
本特集では、日本料理の世界に芽生える新しい視点と、改めて見直したい基本を取り上げる。
未来へと広がる日本料理の可能性を、一緒に見つめていただきたい。

日本料理を支える人と技

山海の幸が豊富で温暖湿潤な日本では古来、食材を保存するために水分を除き腐敗を防ぐ昆布や鰹節といった乾物や、水分を利用し微生物を活躍させる醤油や酒などの発酵食品を利用してきた。

完成までに多くの手間と時間をかけ熟成・凝縮させたうま味で新鮮な魚介・野菜をいただく和食作りは、つまりそれぞれの食材を生み出す人々の手から始まっているともいえる。

また“四季の恵みや季節の移ろいを料理を通して味わう”という食文化は使用する器やしつらえにもさまざまな意味を込めてきた。本企画では「日本料理」を支える食材作りの技やその歴史について、改めてご紹介したい。

2025年10月号 目次

001目次
003to Our Readers/Cover Story
004なにを食べて、どう生きる vol.9 三上奈緒
006ジャパンガストロノミー宣言 のようなもの vol.9 木村元紀
008日本料理 再発見
010継ぐ、超える日本料理
泉 友貴 MUBE / 中井甚恭 寛心 / 杉山乃互 温石 / 北崎 裕 茶寮 杣道
036INTERVIEW 外側から見た日本料理
柏屋 松尾英明 / ペーターライト・ニコラス / 在ロンドン料理教育家 志田由彦 / 東京すし和食調理専門学校 長谷川哲也
042高校生、和食の未来へ第一歩!
046「三角屋」に聞く 数寄屋の店作り
052日本料理を支える人と技
078料理王国TOPICS「ヤマサ 鮮度生活 特選丸大豆しょうゆ」の華やかな香りを生かした上品なあんと香ばしいすき焼きで魅せる濃淡ある食材の旨み
080料理王国TOPICS MINATO EXPO 2025 現地レポート
082どんな料理にも寄り添う懐深いスペインのスパークリングワイン“D.O.CAVA”の魅力
086これからの美食都市 柏原光太郎 vol.7 多気町
094発酵進化論 vol.9 「YuLaLa」 岡田尚也
098ベシタブルシェフの世界 vol.3 「ルストー・ド・ボーマニエール」グレン・ヴィエル
100料理王国TOPICS 南フランスの風と太陽が育む最高級自然海塩 カマルグ
102料理王国TOPICS Eclipse Foods CEOトーマス・ボウマン氏×BRIANZAグループ創業シェフ 奥野義幸シェフが考える植物性ミルクの可能性
104クラブ デュ タスキドール 晩餐会ルポ
106「これからの野菜料理と料理人」トーク&ビュッフェイベント開催
108YouTubeチャンネル 料理王国「スペシャリテ解体新書」vol.6 「ビリヤニ大澤」大澤孝将
110学校法人 村川学園の取り組み
112日本橋 食の改革者たち 第9回
114服部学園の取り組み vol.83
116スーパースイーツだからできること
118コンクール掲示板
120私と料理王国 「ポンテベッキオ」山根大介/定期購読/NEXT ISSUE
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