17世紀後半、病弱だったサヴォイア家の後継者、ヴィットリオ・アメデオ2世のために考案されたといわれるグリッシーニ。カリッとした食感は、食前酒のお供に最高。これがなければ、イタリアの食事は始まらない。
左は生地にオリーブオイルを混ぜたタイプ、右が全粒粉使用で香ばしさが残る。オーガニックの小麦粉を使用。Il Forno del Buon pane社。
ねじって手延べにした「ルバータ・クラッシコ」と呼ばれる昔ながらの製法で作られた老舗の味。細く短めのタイプ。Vecchio Mulino社。
オリーブオイルやラードを使わず、米油を使ってヘルシーに仕上げた。平たく、サクッとした軽い味わいが特徴的。Dimar社。
ロエーロ地方で、伝統的な職人の技によって手延べで作られた。黄金色に焼いた太めの生地は香ばしく、塩気もほどよい。S.P.A.R.社。
スーパーで見つけた、バリラ社製の庶民の味。袋にはポイントを集めるとテーブルクロスが当たるなどプレゼント情報も。Barilla社。
プロテインを20%含み、塩分控えめで、飽和脂肪酸が低めというヘルシー志向。名峰、モンヴィーゾがパッケージに。Panmonviso社。
天然鉱泉水、ルリーシアの水、ロイ社のオリーブオイルを選び、8連のトウモロコシを使うなど、素材のクオリティにこだわった。Antignano社。
創業以来、50年間変わらぬレシピをもとに、全粒粉を使って昔ながらの製法で作られた。香ばしい小麦粉の風味が香る。Mario Fongo社。
油脂を使わず、水と小麦粉と塩などでシンプルに作られた。表面にトウモロコシの粉をまぶしているので食感がいい。Alfieri社。
ねじって手延べにした典型的なトリネーゼの「ルバータ」タイプで、油脂はオリーブオイルのみ使用。やや短く太めのタイプ。Collia社。
沖村かなみ=文 山家 学=写真
本記事は雑誌料理王国2009年7月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は2009年7月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。