料理王国大賞2025 読者賞 25年2月号


フードシーンに関心の高い、料理王国ウェブマガジン会員読者の皆様が選んだシェフ達です。シェフへの印象と共にお伝えします。

読者賞

関谷健一朗さん

ガストロノミー“ジョエル・ロブション”

料理の講習会やコンクールの審査員など、積極的に業界に貢献。2023年にM.O.F.を受章してから、まさにその肩書きにふさわしい活動をしている。

せきや けんいちろう
千葉県生まれ。26歳でパリ「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」スーシェフ。帰国後、2021年「ガストロノミー“ジョエル・ロブション”」総料理長。23年、M.O.F.(フランス国家最優秀職人章)受章。

ノミネート

池端隼也さん

ラトリエ・ドゥ・ノト

能登半島地震の被災地で炊き出しを続け、料理人の存在意義を印象付けた。クラウドファンディングを利用し、復興に向けた居酒屋を仲間と開業する情熱、行動力にも感動。

いけはた としや
輪島市生まれ。フランス修業の後、能登食材の魅力を伝えるべく、地元で2014年に開業。ミシュラン一つ星獲得。24年能登半島地震に際しては炊き出しに奔走。7月に地元仲間と居酒屋「Mebuki」を開く。

奥田政行さん

アル・ケッチァーノ

近年、地方のガストロノミーが注目されるが、20年以上前から地元を食で盛り上げてきたという奥田さんの凄さ。また、その方法を惜しみなく皆に伝えている。

おくだ まさゆき
山形県生まれ。東京で働き26歳で帰郷。ホテルの料理長、農家レストランのシェフを経て、2000年自店をオープン。生産者、行政と共に庄内の食を盛り立て、同地を「食の都」と呼ばれるまでに導き、その後の鶴岡市のユネスコ食文化都市認定に貢献する。

小林 圭さん

Restaurant KEI

「パリで三つ星レストランであり続ける」というプレッシャーを跳ね除け、日本で店舗を複数展開するバイタリティと戦略。スマートな、新しいタイプのシェフ。

こばやし けい
長野県生まれ。長野、東京で修業後、渡仏。アラン・デュカス氏率いる「プラザ・アテネ」などを経て2011年パリで開業。フランス版ミシュラン20年度版でアジア人初の三つ星。現在まで保持。

高良康之さん

レストラン ラフィナージュ

フランス料理界を牽引しながら、常に技術をアップデート。信頼感がある。プロの技術を一般の人々向けにわかりやすく説くフランス料理の書籍も充実。

たから やすゆき
東京都生まれ。ホテル勤務の後に渡仏。パリと地方で2年間研鑽を積む。帰国し、都内の店で副料理長、料理長を務めてから「レカン」グループへ。「銀座レカン」総料理長を経て、2018年自店をオープンする。

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