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フランスのエスプリが利いた“ラ・サブレジエンヌ”の美しきサブレ缶

缶スイーツ

東京・表参道の骨董通りの入り口にある「シャルマン・グルマン青山」。フランス、スペインなどヨーロッパ各国で愛され続けている老舗ブランドの伝統菓子を取り扱う、セレクトショップなのですが、輸入菓子好き、お菓子の缶が好きという人は、ぜひ1度店に足を運んでみてください。

もはや“お菓子の缶”などではなく、1つの芸術品として鑑賞できるほど美しい缶がそろい、私などオープン以来、何かと店に足を運んでは、うっとりとその缶の美しさに心を奪われています(しかし、見てしまうと必要以上に買ってしまうのでなるべく近づきたくないのですが……笑)。

そんな店内の中、いちばん数多く扱うのが、フランスの「ラ・サブレ・ジエンヌ」の缶入りサブレです。

オーナーの思いが詰まった缶たち

左から「角缶3種アソート シャトン」(ピュアバター、チョコチップ、フランボワーズ)2900円、「角缶2種アソート シェ・ブラン」(ピュアバター・チョコチップ)2500円(ともに税抜き)

男社会と言われるフランスのビスキュイテリー(焼き菓子)業界ですが、「ラ・サブレジェンヌ」のオーナーは女性。そのためこうした非常にフェミニンで女心をくすぐるデザインのパッケージが生まれました。これはフランスのビスキュイテリー業界においては画期的なことでした。

猫にティータイム、古城にエッフェル塔……缶のデザインはオーナー自身が幼少期に見た風景や自身の思い出からインスピレーションを受け、それをラフに興し、缶職人に発注するというスタイル。
オーナー自身の思い入れが詰まった缶だからこそ、これだけ女性の心を惹きつけるのかもしれません。

発売されたばかりの「ミニ缶パット・ドゥ・シャ」は1000円台

さまざまな缶のデザインがある「ラ・サブレジエンヌ」ですが、バレンタインに合わせて発売されたのが、この「ミニ缶 パット・ドゥ・シャ」1400円(税抜き)。

女性の手のひらサイズの缶には、こちらを覗き込む3匹の猫たちが描かれています。このマゼンダピンクとブルーグレーの色合わせも実におしゃれ。中には、チョコレートコーティングされた猫足型のサブレが4枚入っています。

いちばんフェミニンな“フランスシリーズ”

左から、「薄缶 パリブルー」(ピュアバター)2200円、「コレクション缶 エッフェル塔」(塩バターキャラメル)、「コレクション缶 ティーカップ」(ピュアバター)各1900円(ともに税抜き)。

「ラ・サブレジエンヌ」の缶のデザインは大きく、
●動物のデザイン
●バロックデザイン
●フランス的なデザイン
の3つに分けられます。先にご紹介した猫はまさに「動物のデザイン」。そしてこのエッフェル塔やティーカップが描かれたデザインは“フランス的なデザイン”にあたります。
フランス的なデザインのものはよりフェミニンな要素が強いので、女性へのプレゼントにぴったりです。
ホワイトデーのプレゼントに悩んでいる男性がいたら、ぜひ!

アートな美しさを持つ、“1670シリーズ”

缶スイーツ

左から「角缶3種アソート ソンジュ」(ピュアバター、チョコチップ、塩バターキャラメル)、「角缶3種アソート ジャルダン」(ピュアバター、チョコチップ、フランボワーズ)各3100円(税抜き)。

缶に描かれた「1670」という数字、何だと思いますか? この数字、実は“サブレ”というお菓子が誕生した年を表しているのです。

1670年と言ったら、ルイ14世がフランスを統治していた時代です。この年、コンデ公が催したサロンにおいてサーブされた丸型ビスケットが、サブレ侯爵夫人のレシピだったことから“サブレ”は世界中に広まっていきました。

この“1670”の数字が刻印された缶のサブレは、サブレ侯爵夫人のレシピを忠実に守って作られています。

そしてこの缶の美しさ!

ただのピンク、グリーンでは表現できない、いわゆる味と深みのある“ニュアンスカラー”が使われているのが、非常にフランス的だと思います。こうしたニュアンスカラーを使った缶は、やはりドメスティックブランドでは見つかりません。

この缶こそ、ぜひ大切な人に贈りたい“ボー・カドー(美しい贈り物)”だと思います。

文・写真=中田ぷう
編集者歴26年。「半径3km以内にある幸せ」を発信する記事や書籍を得意とする。グアムの達人/カルディ歴27年/コストコ歴19年/「スターウォーズ」マニア

https://www.instagram.com/pu_nakata/


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