大学時代に訪れたスペインで人生や食を楽しむ姿に感動し、バル開業を目指したという瀧本雅彦さん。開業後も毎年スペイン研修を重ね、アンダルシアやカタルーニャ、ガリシアなど12州を回った。その熱い思いと本場の味に魅せられ、今では幅広い世代のファンが通う人気店となった。「フラメンコやスペイン語を習っている方、これからスペインに行く方など、いつの間にかスペイン好きが集まって情報交換する場になりました。ここで友だちになるお客さんもいますよ」。
「イカスミのコロッケ」や「秋刀魚のパエリヤ」などこの店ならではの料理はもちろん、瀧本さんと妻の保恵さんの笑顔に癒やされたくて会いに行く、そんな温かさが宿る店である。
開店当時から作る、アンダルシア地方の伝統料理。現地では豚の赤身肉を使うが、国産豚肩ロースで脂の甘みとシェリー酒のコクを引き出している。チーズがとろりと溶け出すジャガイモのコロッケを添えた、ボリュームのあるひと品だ。
材料(2人分)
豚肩ロース肉・・・300g/タマネギ・・・1/2 個/ホールトマト ・・・8 0g/ シェリー酒(Amontillado Medium)・・・15cc/塩、コショウ、オリーブオイル、ローリエ・・・各適量
ボンバ
ジャガイモ120g /チーズ15g /塩・・・小さじ2/コショウ、オリーブオイル・・・各適量/小麦粉、卵、パン粉・・・各適量
カサ・デ・マチャ
Casa de Macha
東京都港区三田3-1-19 シグマビル1F・B1F
03-5442-3446
● 月~金 17:00~24:00(23:30LO)土 17:00~23:30(23:00LO)
● 日祝休
● コース 夜3500円~、アラカルト多数
www.casa-de-macha.com
小林薫=取材、文 伏木博=撮影
text by Kaoru Kobayashi photos by Hiroshi Fushiki
本記事は雑誌料理王国第246号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は第246号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。