2024年11月18日
ここ数年で急増しているのが、日本酒専門の酒場。
それぞれ個性を全面に打ち出しながらよりカジュアルにシフトし、支持を得ている。
日本酒の新時代を担う注目スポットを紹介しよう。
居心地のよい日本酒酒場。あるべき居酒屋の姿を求めて
気軽につまめるスペイン料理。合わせるお酒は日本酒。その組み合わせを聞いただけで、首をひねる人がいるかもしれない。でも店は連日盛況、予約困難。その理由は何なのか。
店主の馬宮加奈さんは、昨年開いたこの店を「日本酒との出合いの場にしたかった」と言う。興味はあるけれど、飲むきっかけがない。そんな女性や若者が、実は多い。そこで選んだのが、バルというスタイル。地酒専門店に敷居の高さを感じる人でも、店に入りやすくする工夫だ。
種ほど揃う日本酒のメニューはあえて用意しない。お客の好みを聞きながら、馬宮さんが選んでいく。「大吟醸と聞けば、皆おいしいお酒だと思い込む。でも先入観なく飲み、好きな味を見つけることが、日本酒にはまる第一歩だと思うんです」
客の大半は女性。斬新な仕掛けが、新たな日本酒好きを生み出している。
店舗WEBサイト:http://www.kirazu.net/
小久保敦郎=文 富澤元=写真
本記事は雑誌料理王国第214号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は第214号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。