伊藤くみ IMAGINER(イマジネ)
会社員を経て、服部栄養専門学校で学ぶ。フランス料理店勤務後、1998年より、料理教室「IMAGINER」を主宰。“豊かな食卓はココロのゆとりと元気の素”をモットーに、フライパンひとつでもできるフランスの家庭料理を提案。20年以上にわたる料理教室は、のべ1万人1000人以上が受講。
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サッカバウの田淵シェフの講習を受けて、ラム肉の味わい方のバリエーションに驚きました。自分自身、ラム肉が好きなので、今まではその味や香りを強調する調理が多かったのですが、下処理工程を重ねることで、また違った繊細な魅力が引き出されることに感心しました。スパイスや野菜との組み合わせで、新しいレシピに挑戦したいと思いました。
ラムチョップのミントレモン風味ソテー カポナータソース添え
2 人分
- 塩 小さじ 1/2
- レモン汁 小さじ 1
- 黒こしょう 少々
- にんにく 1 片
B
- なす 1 本
- ピーマン 1 個
- パプリカ(赤) 1/4 個
- パプリカ(黄) 1/4 個
- 玉ねぎ 1/4 個
- 塩 小さじ 1/2
- 砂糖 小さじ 3/4
- 赤ワインビネガー 大さじ 1/2
- オリーブ油 小さじ 4
- ※パセリソース 適量
Aのハーブを刻み合わせて、ラムチョップに塩とともにまぶし、10分ほど置く。
Bの材料はすべて1cm角に切りそろえる。にんにくは皮付きのまま潰す。
1)のラムチョップにレモン汁と黒こしょうをまぶす。フライパンを予熱してオリーブ油を小さじ2とにんにくを加えて香りを出す。ここにラムチョップを背側から並べて色づくまで焼く。その後肉の面を片面2分ずつ中火で焼く。バットにとりだしてアルミホイルをふんわりかけておく。
3)のフライパンに、オリーブ油小さじ2を足して、Bの野菜をすべて炒める。しんなりしたら、塩と砂糖を加えてふたをし、中火で6分蒸し煮にする。
ふたを取って、赤ワインビネガーを加えて、水分とばしてから火を止める。
5)のソースを皿に盛り、3)のラムラックをその上に盛りつける。好みで※パセリソースを添える。
ミントとレモンで下味をつけることで、驚くほどラム肉があっさり上品に仕上がります。羊肉が苦手な方にも好きな方にも、驚きのある調理法です。少量の砂糖とビネガーが入るカポナータを添え、肉の付け合わせとソースの役割を同時に果たします。味のバリエーションをつけたいときは、※パセリソース(パセリ・塩・にんにく少量・オリーブ油を攪拌したもの)を添えると、爽やかでインパクトがでます。