トマトティアラムのサルモレホ


大前 麗 ガストロノマード

大前うらら gastronomade

専門はハード系パンと世界の料理。旅行会社勤務を経て、イギリス、スペイン、フランスで計8年、食探求留学に出る。その経験を生かし、ビギナーから上級者までを対象にした少人数制の料理教室行うほか、セミナー講師、アンバサダーなども務める。共著でパリについてのエッセイ本も出版。
https://www.instagram.com/urara_gastronomade/

ティアラムのソースを応用したガスパチョも美味しいとシェフがお話されていて、同じスペイン・アンダルシア地方の郷土料理サルモレホが頭に浮かびました。ティアラムの色と風味を最大限に活かすため、シェフから学んだように特に火入れには注意しました。

ティアラムのサルモレホ

2 人分

材料

  • ティアラム 1
  • バゲット 25 g
  • エクストラバージンオリーブオイル 40 g
  • 白ワインビネガー 小さじ 1/2
  • 固ゆで卵(Sサイズ) 1
  • 生ハム 1
  • 適量

作り方

  • ティアラムを鍋に入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にし、2/3量にまで煮詰まったら冷ます。
  • バゲットを角切りにしてボウルに入れ、水25mL(分量外)を加えてふやかす。
  • ミキサーに1)と2)、EXバージンオリーブオイル、白ワインビネガー、塩を入れて攪拌してピューレにし、冷蔵庫で冷やす。
  • 固ゆで卵と生ハムをそれぞれ細かく刻む。
  • 3)を器に盛り付け、4)の刻んだ固ゆで卵と生ハムをのせる。
本場スペインのサルモレホは生のトマトを使用しますが、今回のレシピではティアラムの旨みと甘味を凝縮するために火を入れました。材料のバゲットは焼き立てより、固くなったものの方が良いです。オリーブオイルは辛みの少ない繊細な味わいのものを選ぶとティアラムの風味がより活かされます。トッピングの生ハムに塩気があるので、行程3)で加える塩は控えめに。夏は白ワインビネガーを少し多めに加えると爽やかです。


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