食の未来が見えるウェブマガジン

開かれた食の世界のために。 フードエッセイスト平野紗季子さん

フードエッセイスト 平野紗季子さん

雑誌『ポパイ』2018年4月号には、平野紗季子さんが責任編集したA6サイズ108ページの特別付録「味な店」がついていた。レストランから立ち飲み居酒屋、喫茶店を新しい切り口で紹介した小冊子の効果もあり、この号はなんと完売。現在、入手困難なこの冊子は、平野さんの小文で始まる。「ここにしかないものは尊い。突き詰めるとそれは『自分は誰なのか、だから何をするのか』ってことになると思う」――。「『オステリア・フランチェスカーナ』のマッシモ・ボットゥーラさんは、eat the emotion(感情を食べる)と言います。『ほんのひと握りのシェフが、作り手の感情まで食べることができる料理を作っている。それを僕はしている』と。多様な文化を取り込んで、食文化をアップデートし続ける彼の存在は、食とエンターテイメントを考えるひとつの例と言えると思います」

食は調理技術も必要であり、歴史やカルチャー、サイエンスも含まれる。レストランとして見れば、建築やアートでもある。だからこそ「食は総合芸術の最高峰だ」と考える平野さんの「惹かれるシェフ」像とは。

Sakiko Hirano
1991年、福岡県生まれ。「平成生まれのフードエッセイスト」。2014年3月慶應義塾大学法学部卒業。小学生の頃から「食日記」を今もつけ続ける生粋のごはん狂(pure foodie)である。日常の食にまつわる発見と感動を綴るブログが話題となり、数多くの雑誌・ウェブマガジンで幅広く執筆している。著書に、食のエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社、2014年)がある

平野さんの惹かれるシェフの法則
1.「自分の土」を掘り続けている
2.専門性の壁を超えて外とつながれる
3.社会の中の自分を認識し、ソーシャルである

フードエッセイスト平野紗季子さん
「今日のインタビューでは偉そうなことを散々言ってますが、料理の世界がこれだけ進化しているのに、伝え手・食べ手はそれに追いつけていないように思います。食の伝え手のひとりとしてもっと貪欲に学び、体験して、書くこと伝えることをアップデートしていきたいです」と平野さん。

平野さんの惹かれるシェフの法則とは?


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