プロが教える!私が好きなイーストの名店 2


一度は足を運ぶべき新旧の名店から、地元の食のプロが密かに通う「知る人ぞ知る店」まで、専門家におすすめのお店をアンケート。高級店からカジュアル店までご紹介します。

QUESTION 1
台東区、江東区、中央区(銀座を除く)で好きな飲食店を軒と、その理由を教えてください。

QUESTION 2
レストラン以外で好きなお店を、台東区、江東区、中央区(銀座を除く)でで軒教えてください。

はせがわ酒店代表取締役社長
長谷川浩一さん

まず、焼鳥屋さんを2軒推薦します。亀戸の焼鳥屋「鳥さわ」。焼き鳥がうまいのは言うまでもなく、店主のきめ細かい心遣いと店内の落ち着いた雰囲気が良い。お酒のセレクトも私好みで、店内禁煙も嬉しい。小さなお店なので予約がベストです。もう一軒は、新富町の老舗「さくら家」。お店自慢の焼き鳥のほか、新鮮な白レバーの刺身やスープなど、サイドメニューもよいものが多く、日本酒も充実しています。カウンターは予約できませんが、小上がりの座敷とテーブル席は予約可能です。

浅草橋の「パタティ パタタ」は、地中海スタイルのフレンチ。食材や調理法が日によって異なり、その日だけの特別な料理が味わえます。カジュアルでリーズナブルでうまい。

「オマージュ」オーナーシェフ
荒井昇さん

浅草の日本料理「一直」は、きちんとした料理に対する、技術と姿勢がありそれでいて堅苦しくない雰囲気。ランチでしか利用したことがないですが、鯛茶漬けが素晴らしい! 京橋の「レストラン サカキ」は、ランチタイムは洋食屋さんで、夜になると本格的なフランス料理店となります。店主は北島亭で修業しており、何を食べても間違いない! カッパ橋の「天ぷら 大塚」の店主は、同じ年でものすごいリーズナブルな値段で、きちんとした仕事をしています。毎朝築地で新鮮な素材を仕入れていてとても好感を持っています。

地元浅草のかりんとう屋さん「小桜」は、全国区のかりんとうです。社長にお願いして自分のお店のプティフールにしているくらい、おいしくて止まらないです。

釜浅商店社長
熊澤大介さん

上野のJR高架下にある「やきとり文楽」は、THE アメ横!といった雰囲気の一軒。名物のもつ煮込みもさることながら、秘伝の「にんにくダレ」「からしみそ」の焼き鳥、そして超濃いめのレモンサワーが最高です。田原町の「萬鳥」は、焼き鳥&ワインバー。ウズラ、鴨、フォワグラなど、こちらの焼き物は豊富なワインとベストマッチ。冬はジビエもおすすめです。焼肉の「富味屋」は、浅草の隠れた名店。カルビ、タン塩、ホルモンといったお肉だけでなく、石焼きビビンパも美味。生活感あふれる2 階席で飲む、ビール瓶で出てくるマッコリは最高です。

「粉花」は姉妹2人で営む、自家製酵母の小さなパン屋さん。オーナーの人柄そのままのやさしい味のパンは我が家の必須アイテムです。チーズケーキも最高です。

「レトノ」オーナーシェフ株式会社入船屋フード&ワイン
代表取締役社長 和田倫行さん

焼き鳥「一久」は、休日の夜にふらっと立ち寄って焼き鳥を楽しむのに最高の店。家族経営で気取らなく、焼き鳥は当然美味しいが、〆のお母さんが作る炊き込みご飯が懐かしさのある味で気持ちも温まります。「本場手打讃岐うどん 谷や」の天ぷらは最高!とてもリーズナブルなのですが、食材と衣のバランスが絶妙です。コストパフォーマンスの高さに、天ぷら職人に脱帽。ただ、職人さんによってばらつきがあるかもしれません。

浅草や東京大丸内にお店がある和菓子屋さん「満願堂」の芋きんは昔から味が変わらず、ときどき食べたくなる懐かしい味。たまに職人によって皮の厚さが変わるくらいで、根本の中身の味は小学生の頃と同じ。ここの芋きんはつねに裏切りません。

本記事は雑誌料理王国2012年8月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は2012年8月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


SNSでフォローする