食の未来が見えるウェブマガジン

上質な風味に驚くこと間違いない添加物や残留農薬さえ一切含まない「ZEALONG」


「ニュージーランド」といえば、世界でも最もバイオ・セキュリティ・システムが厳しい国、はちみつが安全で美味しい、自然がとてつもなく綺麗、グラスフェッド牛、と、仕事柄食べ物(口にする生き物が生きる環境が気になる)にまつわるものが4つ浮かびます。

そういった取り組みをされているニュージーランドが好きすぎて、それらを自分の目でみてみたく、2016年に南のミルフォードサンドから北島のオークランドまで車でゆっくりじゅんぐり各町に泊まりながら、たっぷり現地の自然や食べ物を見る旅をしてきました。

耳で聞く情報と自分の目で見るものとでは違うこともありましたが、自然の美しさと星の数は、天国かと思ったほどこれまでに経験したことのない美しい環境に身をおけたこと、思い出すと今も幸せを感じます。

その時に出会ったものの一つに、「ZEALONG」というニュージーランド産の紅茶。
スリランカ、インドでない土地で紅茶が栽培されていることに驚きましたが、この美しい土地で栽培された紅茶はなんて贅沢なんだろうと、味を想像するだけでも高揚しました。
現地の日常生活でどこでも買えるわけではない「ZEALONG」。ローカルのスーパーに行ってもありませんでした。地元の良いとされる商品(ボイセンベリーやグラスフェッド牛肉や羊肉)は、一般的なスーパーにまったく売っていなかったのも驚きの一つ。

セレクテッドされた限られたショップや免税店、デパートでやっと「ZEALONG」を見つけることができ、これまでに飲んだ知っているブラックティー「紅茶」とは、まったく違う味わいに「紅茶」?と聞き返したほど。まず香りから違うので同じ紅茶かと疑うほど。雑味が一切ない味わい、澄んだストレートな香り。口に含むととてもまろやか。紅茶の「味」自体も、これまで飲んできたものと全く違います。一口含んで最初に感じる味わいと飲み終えるまで浅いところ、深いところで変化し、まるでワインのよう。また飲み終えた後の余韻も心地よく長く感じることができます。びっくり。「ZEALONG」の紅茶が他の「紅茶」と同じくくりにあることに違和感を覚えるほどです。

現在は東京ドーム10個分の広さに、120万本の単一茶葉畑「チャノキ」が栽培されています。始まりは1996年に、1本の椿の花が咲いているのをみた生産者の父「Vincent Chen」さんが見つけ、同じツバキ科の「チャノキ」を栽培することができるのではと、アジアより極上のチャノキの苗を1500本厳選し、実際に輸入許可がされたのは、10ヶ月の検疫を経てわずか130本。ニュージーランドのバイオ・セキュリティ・システムの厳しさはこの頃からありました。手元に残った大事な130本かを大切に丁寧に栽培し、14年の歳月を経て2010年に初めてお茶を販売。

ここまで厳しいと、ご想像がつくかもしれませんが、オーガニック栽培であるのはもちろんのこと、添加物や残留農薬さえ一切含まない、世界でも審査基準が厳しいニュージーランドのオーガニック認証機関の「BioGro NZ」の認証を取得しています。

茶葉自体のポテンシャル、育て方まで一切の妥協がないゆえ、結果的に、わたしたちが美味しいと感じることが出来るのは、それが完全なるオーガニックであるがゆえの味わい、結果、間違いなく最後は味にも影響が及ぶものだと感じます。

環境、茶葉、育て方、全てにおいて極上レベルに達していると思うのですが、茶葉を包むティーバッグ!!ここにもこだわらねば、本末転倒。
このティーバッグも凄い。。なんとコンスターチを原料とするバイオマス素材から作られた再資源化が可能な環境循環型の素材で、生ごみとしての処分、堆肥としても利用ができるとのこと。ここまでの拘り、環境への配慮を知り、ますます「ZEALONG」に私はキュンキュンなのです。
非の打ちどころがない商品、そうあるしょうか。自分にももちろんですが、大切な人にも飲んでもらいたい、そう心から思えます。

帰国した当時、日本でも「ZEALONG」を飲みたいと探した2016年の段階では、購入できなかったのがとても悔しかったのですが、現在はニュージーランドの最高品質の商品のみ扱われ、自社でワイナリーももつ【大沢ワインズ】で「ZEALONG」の取り扱いがあり、有難く嬉しい限り。

紅茶の他に、「OOLONG」、「GREY」、「FIRE&ICE」の4種があり、どれもユニークな上質な味わい。馴染みのあるウーロン茶もぜひ飲み比べていただきたいです。そして気になるネーミングの「FIRE&ICE」。これはニュージーランドならでは唯一無二のブレンド。ニュージーランドにした生息しない「マヌカ」のお花が入ったフローラルな香りとミントもブレンドされたもの。ニュージーランド好きにはたまらないチョイスだと思います。「マヌカ」とは、ハチミツでも有名なマヌカ。マヌカのお花は見た目も美しいんです。

飲み終えて、とても有難い気持ちになると同時に、もう抽出できない茶葉を捨ててしまうのが、わたしはとても惜しく・・茶葉を取り出し乾燥させて、クッキーを作ってみました。「FIRE&ICE」なんて絶対に他ではないニュージーランドならではの茶葉ブレンドだから、クッキーに混ぜ込んでみるとますます贅沢。。究極のオーガニックなので茶葉まで残らずいただきます。

紅茶にしても、ニュージーランドの環境と土地と人の努力によって生まれた贅沢な本当の意味で「最高級」の紅茶。今私が日本にいながらも、「ZEALONG」を飲めることにありがたい気持ちと、ニュージーランドの情景を思い出しながら、その土地の人がどういう想いで作っているかを考えながら、お茶をいただくこの時間が、私にとって必要な至福な時間となっています。


取材・文・撮影=中村まりこ

SHOKUart代表 フードプランナー
東京出身。
ELLE grumet 公認料理家、企業様向けレシピ提供、ケータリングプロデュース、イベント・講習会講師、料理教室 鎌倉legame cooking 主宰、フードスタイリング、ラジオパーソナリティー、食に関する記事の執筆など、枠にとらわれない活動をしている。
食に造詣の深い祖父、そして父とウクライナ人の母から2つの食文化の環境で育ち、高校3年間、世界23ヵ国で生活、ホームステイで経験したことを原点に、料理の道へ。
和食材も自由に取り入れた料理ジャンルからでなく、環境と自然界に寄り添ったサスティナブルな食材を使い、素材からボーダレスな料理を、「現地の食べ物や土地、そして「人」と文化に関わり、本物を見て体験してから自分なりに理解して伝える」を軸にし、独創的な組み合わせで「empirical&unleash」を表現する「SHOKUart」設立。
外国の方にむけて「私達の日常、本当の和食を伝えたい。」という思いから、日本家庭料理の料理教室 ”Authentic Japanese Cooking Class” も主宰。
外国人向けのWedマガジンサイトへのレシピ提供も手掛ける。
https://www.shokuart.com/
instagram:@this_is_mariko_


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